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【悔しい】サンウルブズ対レベルズ戦を振り返ってみる話

【悔しい】サンウルブズ対レベルズ戦を振り返ってみる話

こんちわ、ナヲヤです。

なぜか、繁忙期でもないのに忙しく、あっちこっち行ったりして参ってまして、そんなこともあり振り返り記事がこんなに遅くなってしまいました。

既に皆様次の試合へ気が移っているかもしれませんが、いろいろ振り返るべき試合でもあったと思うので、しばしのお付き合いを。

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日本代表のマフィがいるレベルズ

さて対戦相手のレベルズ。今季はすでに2戦目で対戦しておりますオーストラリアのチームです。

日本代表のナンバーエイトでもあります、アマナキ・レレイ・マフィ選手が大活躍しているチームでもあり、マフィ選手を中心にパワーのある選手が多いイメージ。

サンウルブズ対レベルズ戦を振り返ってみる

さて、前回の振り返りでも書きましたが、3月頭のレベルズ戦は、サンウルブズにとって非常に痛い敗戦となりました。。。

点差は37-17の完敗と言っていい内容でした。

そして、何より痛かったのが主力選手のHIAによる退場続出。

前半20分までに3名が退場し、本来フランカーの徳永選手が穴埋めにウイングに入るという異常事態。

もうここまで来ると、ラグビーを成立させるのが精一杯だったでしょう。

脳震とうによる負傷が長く尾を引き、そのあとのスケジュールにも影響したのは間違いありません。

しかし、サンウルブズはそこから着実に課題を消化し、ついにレッズ、ストーマーズから連勝するまでに成長しました。

連勝で波に乗り、このまま3連勝! と行きたいところです。

既に今季一度対戦している相手ということもあり、サンウルブズの成長度合いを測るうえでも試金石となるこの試合。

サンウルブズはいかに戦ったのでしょうか?

あっけなくトライ奪取するが。。。

キックオフからマフィ選手のペナルティでラインアウトを得ると、そこから順当にブレイクダウンをつなぎつつ、最後はエメリー→レメキでトライ

藤島先生曰く「ストレスのないトライ」とのこと。

危なげのないラグビーで、極めてトライらしいトライを獲得したサンウルブズ。敵に対し余ったらいとも簡単にトライを取るところまで成長しています。

キックも決まって7-0と最高の出だしを見せます。

このころは「楽勝ムード?」くらいに思うほど楽観的でしたが、

まさか結果的にこれが最初で最後のトライになろうとは、誰が想像したでしょうか?

喜びも束の間。

レベルズはすぐに反撃の狼煙を上げました。

サンウルブズトライ後のキックオフからノーホイッスルでトライを奪取。

ディフエンスラインで、大きく飛び出した選手がおり、そのギャップを突かれた形となりました。

ここ最近の試合では、防げていた攻撃だけに非常に残念な失点でした。。。

試合はふりだしに戻り7-7。

取られ方が嫌な取られ方だっただけに、やや不安な試合展開になりつつありました。

惜しいところでつかめない流れ

攻撃でもチャンスをつかみきれないもどかしさのある展開に。

ラインアウトスクラムなどのセットプレーは安定していました。

ただ用意していたサインプレーなどがキチンとできていたかは疑問。

また、ハンドリングミスやブレイクダウンでの押し負け、インターセプトターンオーバーを許すなど、試合運びの粗さが目立ちます。

マイケル・リトル選手は相手の厳しいマークを受けていたように思います。

最近の試合は、攻撃の起点になることが多かったので、勢いづかせると怖い選手であると思われているのでしょう。

早い詰めでリトル選手にスペースが生まれませんでした。

ミスもさることながら、サンウルブズの攻撃も研究され、対策を練られているように感じました。

再び試合が動いたのは前半16分。

ポイントサイドにわずかに生まれたスキを突かれラインブレイクを許します。

これは完全にサンウルブズの意識の外でしたね。油断でしょう。

おそらく、ポイントサイドをディフエンスすべき選手間で意思の疎通ができておらず、一瞬お見合い状態になったのだと思います。

結果ディフエンスの対応が遅れ、トライを許し14-7と勝ち越しされてしまいます。

このディフエンスの甘さも最近のサンウルブズでは見られなかっただけに、心配になる失点シーンでした。

前半19分ころ、ブレイクダウンでのペナルティ解釈で、サンウルブズとレフェリーの見解が異なる場面が見られました。

ポイントは2つ。

一つ目はエドワード・カーク選手がジャッカルを試み、ノットリリースを誘ったように見えましたが、ジャッジまでの時間が長く、ターンオーバーできず。

二つ目は、布巻選手がタックルの後ジャッカルを試みますが、タックルをリリースしていないとジャッジされペナルティに。

サンウルブズをひいき目に見てしまっているのでアレですが、2つペナルティ損しているような気が。。。

もちろんセルフジャッジはまずいのですが、サンウルブズとしては「アレ? ダメなの?」という思いがあったのではないでしょうか?

結果的にこのペナルティはレベルズにゴール前のラインアウトを献上し、そのまま押し切られてトライを許すことになりました。21-7。

前半で2本のPGを決め、21-13まで挽回するものの、攻守とも「噛み合わなさ」を感じつつ前半を終えます。

後半は攻撃できず

後半も47分台にレベルズにトライを許します。

完全にサンウルブズの負けパターン。。。今季前半の悪夢がよみがえります。。。

そのあとも、よく攻撃はしているのですが詰めが甘くトライを取ることができない時間が続きます。

元気なサンウルブズですと、ココをきっちり取って、敵に点を取られても食いついていくのですが、今回はその元気が見られません。

しかも。

63分にはゴール前でサウマキ選手が相手のボールをはたいたという反則を取られシンビン退場。。。

ビデオを見る限りだと問題ないのでは、とは思ったのですが。。。うーん。レフェリーとの噛み合わなさは続きます。

このサウマキがいなかった10分間でサンウルブズは2トライを許してしまい、結果40-13。

結局後半に点を重ねることはできず、今季1戦目よりも点差を離されてしまうという悔しい結果となりました。。。

今回の敗因

ディフエンスに関しては、負け続けていたサンウルブズに戻ってしまっていました。

おそらくは、日本代表に参加する選手が抜けた影響で、固定メンバーで戦えていた直近の試合よりもディフエンス時の連携が弱くなり、組織的なディフエンスができなくなっていたのが原因でしょう。

横の選手と意思疎通ができず、相手に簡単にゲインを許していたシーンはいくつかありました。

また、相手のランナーを押し戻せるタックルも少なかった気がします。

相手を一発で倒せず、ボールをつながれる。一度ボールを渡してしまうと敵に攻め続けられてしまう。ここには打つ手がなかったように見えました。

フォワードも若干、選手を孤立させてしまうシーンがあったように思うので、意識の差は直近の勝った試合と比べると低かったのではないでしょうか。

メンバー構成が変わったこと、中5日での豪州遠征、相手はバイウィーク明け、レフェリーとの相性。。

この辺りも原因と言えますが、相手も同じ状況でシーズンを戦っているので参考程度と言ったところでしょう。

2連勝したものの、まだまだサンウルブズがチームとして底上げされるには多くの課題があるということが浮き彫りになった試合でした。

更に不運は重なる

試合終了間際に脚を痛そうにしていたサウマキ選手。

膝靭帯を損傷する大けがをしていました。。。長期離脱は免れないようです。。。

また再三のコンタクトによりサンウルブズを引っ張ってきた、丈夫なセンターであるリトル選手も、献身的なプレーでフォワードを引っ張っていたハッティング選手も負傷でオーストラリア遠征から離脱。。。

去年の満身創痍のニュージーランド遠征を彷彿とさせます。

ちょっと暗いニュースが続いてしまっていますが、次戦のブランビーズ戦ではそんな暗雲を払拭する活躍を見せてほしいと思います。

まだまだ発展途上

勝とうが負けようが、試合から課題は生まれます。

課題が見つかったら、それをどう修正するか、改善につなげればよいかを考えればよいこと。

必要以上に悲観的になることはありません。

6月はイタリアとジョージア相手に日本代表が戦います。

サンウルブズでの経験が糧となっているかがまさに問われる試合となるでしょう。

まだ発展途上。

サンウルブズと日本代表は、いまだ可能性を秘めたチームなのです。

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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