こんちわ、ナヲヤです。
昨日はさすがに2週連続、秩父宮観戦とはいかず、高知からオンデマンドで観戦しておりました。
スーパーラグビーとは何なのかを見せつけられる厳しい試合になりましたが、振り返ってみましょう。
前半に勝負はついていた…?
レベルズは昨季は低迷し、リーグ最下位でしたが、チーム数削減よりスーパーラグビーから撤退したフォースから選手が移籍しており、昨季とはチームの様相が変わっており、全く別のチームと考えていいでしょう。
突破力のあるマフィや、機動力の高いスクラムハーフ、ゲニアを有しています。
チーム入場の際から嫌な違和感。。身長差が大きすぎるのです。。
外国人選手が多くなったとはいえ、日本代表やサンウルブズは、世界のチームから見ると、小柄な選手が多いチームです。
低いスクラムやタックルで、その体格差を埋めてきたサンウルブズですが、今回はどうだったでしょうか。
結果としては、相手に高さでの優位を存分に使われる展開になってしまったと思います。
近場でのハイパントでコンテストに持ち込まれたり、ラインアウトでバンバンプレッシャーをかけられ、スティールされまくり。
まだサインミスもあり、ラインアウトが安定しないサンウルブズにとって、これはまさに致命傷でした。
ペナルティ~ラインアウトの流れがまるで機能していませんでした。
相手には高さがあったとはいえ、この成功率だとちょっとまずいんじゃないだろうか。。
サインが複雑すぎるという話もあるようですが、トリッキーな飛ばないオプションなども今後必要なのでは、と思います。
HIA、負傷者の続出。。
前半20分までに、ラファエレ、ヘイデン・パーカー、山田が退くことになりました。
これは完全に不運でした。。
本来なら後半にフレッシュレッグとして起用したかった選手を、後半早々から投入しなくてはならず、バックスに至ってはフォワードである徳永までウイングとして使わざるを得なくなりました。
正直言って、この時点でサンウルブズは作戦も何もなくなっていたのではないでしょうか。
こればっかりは、誰が悪いわけではないので、人を責めるわけにはいきません。
強いて言うなら、「これがスーパーラグビーなのだ」ということでしょう。
それにしても、1戦目で6人の負傷、2戦目で離脱する選手は一体何人になるんでしょうか。。。
ちょっと負傷者が多すぎる。。
2戦目の交代者は重傷でないことを祈るばかりです。
そんな中でも光っていたサンウルブズの選手
敗戦ですが、そんな中でも光っていたと思う選手は何人もいました。
まずは、中村亮土選手。
沢木パイセンも言っていましたが、17-18年のトップリーグの中で大きく成長した選手。
ディフエンスで魅せてくれました!
大きく飛び出し、相手のボールキャッチと同じタイミングで突き刺さるタックルを何度も見せてくれました。
ともすれば、大きくギャップを作るため危険をもたらすプレーでもあるのですが、高いタックル成功率で相手のプレーを殺していました。
大事な場面でノックオンがあったのはご愛敬(笑)
沢木さんが見ているぞ!!
お次は立川ハル選手。去年は怪我もあって思うように試合に出れていなかったと思うので楽しみでした。
負傷者後退からのスタンドオフでしたが、さすがハル。百戦錬磨の安定感がありました。
キックの使いどころや、ポイントを作るタイミング、当たり方などが的確でブレない。
精密機械のように、安心感がある。
本来使いたかったオプションがほぼ消えたと思われるバックスを動かし切ったのは、彼の働きが大きいでしょう。
個人的にはハルをインサイドセンターで観たかったのですが。。
いまだ現役大学生の野口も、落ち着いていいプレー出来てましたね。
自陣奥深くでこぼれたボールを、落ち着いて処理できたプレーは値千金のトライセーブでした。
ユーティリティに行けるプレイヤーなので、幅広い活躍を期待したいですね!
最後は個人的に坂手選手。
最後の方のスクラム、ちょっと元気のなかったサンウルブズのメンバーに声をかけて鼓舞していました。
こういうプレーが、若い選手から出るっていいですね。
気持ちが折れた瞬間に、ラグビーは崩壊してしまいます。
敗戦濃厚な状況下でも、こういう気配りが次につながると思います。
最後にもぎとったトライ
サンウルブズ側はノースコアで進んだ後半終了間際。
敵陣中央奥で、しつこくスクラムを選択し、最後はエドワード・カークによるトライ。
試合中は逆境だらけでしんどかったでしょうが、意地でもトライを取って帰るという気迫が見られました。
明らかにレベルズはこの連続スクラムを嫌がっていたと思います。
そしてこのしつこさは、まだ前年には見られなかったと思います。
今季初勝利はきっと、遠くない!!
応援します!
ヤジ飛ばすな。
現地にいる方のツイートから、悲しい報告が。。
選手に対してヤジを飛ばす人がいたとのこと。。
激を飛ばすならともかく、ヤジと表現されるということは、口汚い罵りなんでしょう。
家でやれ
ラグビーがラグビーたる最大の理由は、そのマナーにあります。
相手に敬意を表し、紳士たるルール、マナーを守っているからこそラグビーは真剣であり、美しいのです。
フィールドに立たず、安全な場所から、絶望的な状況下でもあきらめず戦っている選手に対し、ヤジを飛ばすとは何事か。
言いたいことはあるのでしょうが、それをヤジという形で表現した時点で、自分自身を貶めていることに気づかないのでしょうか?
ワールドカップまでに改善しなくてはいけないのは、チーム強化や協会だけではなく、
我々ファンも含まれているのです
応援よろしくお願いします!!
コメントはこちら