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【ラグビー文化】オールブラックスが踊る【ハカ】って何だ?の話

【ラグビー文化】オールブラックスが踊る【ハカ】って何だ?の話

こんちわ、ナヲヤです。

11/3の試合でニュージーランドが行ったハカ、皆さん観ましたか?

なかにはラグビーよりもハカが好きなファンもいたりする、試合前のセレモニー。

前からハカが好きだった人も、この前の試合で初めてハカを見た人にもおすすめ!

ハカ=ウォークライの魅力を伝えます!

(11/3の試合結果はこちらをどうぞ!)

【AB’s】NZはやっぱり強かった…/キウイから学ぶラグビーの話

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ハカ=ウォークライの歴史

もともとハカはニュージーランドの先住民族である、マオリ族の踊りでした。

オールブラックスが躍るハカでおなじみの「カマテ」は、1810年にンガティトア部族長のテ・ラウパラハが踊ったものでした。

当時、敵対する部族に追い詰められ地下の部屋に逃げ込んだテ・ラウパウパは足音を聞き、「いよいよこれまでか…」と覚悟を決めて地上へと上がりました。

しかし、地上にいたのは敵対していた部族の戦士ではなく援軍。テ・ラウパウパを助けに来たのでした。

これに感動したテ・ラウパウパが躍ったのがカマテと言われています。

Ka mate, ka mate! カマテ! カマテ!  (私は死ぬ!私は死ぬ!)

ka ora! ka ora! カオラ! カオラ!  (私は生きる!私は生きる!)

Ka mate, ka mate! カマテ! カマテ!  (私は死ぬ!私は死ぬ!)

ka ora! ka ora! カオラ! カオラ! (私は生きる!私は生きる!)

Tēnei te tangata pūhuruhuru テネイ テ タナタ プッフル=フル (見よ、この勇気ある者を)

Nāna nei i tiki ナア ネ イ ティキ (ここにいる毛深い男が)

mai whakawhiti te rā マイ ファカ=フィティ テ ラ! (再び太陽を輝かせる!)

Ā, upane! ka upane! ア ウパネ! カ ウパネ! (一歩はしごを上へ!さらに一歩上へ!)

Ā, upane, ka upane, ア ウパネ! カ ウパネ! (一歩はしごを上へ!さらに一歩上へ!)

whiti te ra! フィティ テ ラ!  (太陽の下へ!)

Hi! ヒ!

原文とカタカナ下し文、軽い和訳をのせておりますが、そんな背景があって、生きている喜びを感謝するような内容となっています。

そんなカマテが初披露されたのは1905年、ニュージーランドがイギリス遠征の際に踊ったのが始まりのようです。

リードという最初の掛け声を発して音頭を取っている選手がいますが、過去はチーム内の最年長のマオリ族の血を引く選手が務めていました。

しかし、近年はだいぶそのルールも緩くなり、マオリ以外のルーツを持つ選手でもリードを務めることがあります。

ちなみに、サモアにルーツを持つタナ・ウマンガ選手がリードしたカマテは神がかっていました!

私はこのカマテが好きで何回も見てしまいます。

パシフィックアイランダーの儀式

ハカ=ウォークライ(戦いの雄たけびの意)とすると、ニュージーランド以外にも同じダンスを持っている国があります。

改めてニュージーランドも加えたうえでご紹介。

ニュージーランドのもう一つのハカ、カパオパンゴ

上で紹介したのは「カマテ」ですが、もう一つニュージーランドはハカを持っています。

それが「カパオパンゴ」

またしても私の趣味でウマンガリードの、カパオパンゴ初披露の映像を持ってきました。

カパオパンゴは「黒い服の戦士と銀のシダ」を指し、すなわちオールブラックスを指しています。(銀シダはオールブラックスのエンブレム)

歌詞はこんなかんじ。

リーダー:
Kapa O Pango kia whakawhenua au I ahau!  (オールブラックスよ、大地をひとつに!)

チーム:
Hi aue ii! (声をあげろ!)

リーダー:
Ko Aotearoa e ngunguru nei!(鳴動する我らの国よ!)

チーム:
Au, au aue ha!(今こそが その時だ!)

リーダー:
Ko Kapa O Pango e ngunguru nei!(それこそ我らがオールブラックスの証!)

チーム:
Au, au, aue ha! (今こそが その時だ!)

リーダー:
I ahaha! (輝く時!)

全員:
Ka tu te ihiihi  (我々が支配し)
Ka tu te wanawana (その優位は偉大なる勝利となり)
Ki runga ki te rangi e tu iho nei, tu iho nei ihi !(敬われ 高く掲げられる)

リーダー:
Ponga ra! (シルバーファーン!)

チーム:
Kapa O Pango, aue hi! (我々はオールブラックス!)

リーダー:
Ponga ra! (シルバーファーン!)

チーム:
Kapa o Pango, aue hi! (我々はオールブラックス!)

全員:
ha!

「カマテ」と比べると攻撃的な歌詞になっています。

この「カパオパンゴ」は2005年が初披露と、「カマテ」に比べるとだいぶ新しいハカです。

どちらを踊るかはオールブラックスのみぞ知るのですが、「カパオパンゴ」はここぞと言う負けられない戦いや、ライバル国との対戦の際に使われているイメージがあります。

余談ですが、「カパオパンゴ」は最後に首を切るようなジェスチャーをすることで問題になったことがありました(笑)

相手に対する敬意を欠く行為とかで批判を受けたわけですが、「自らの命を捧げる覚悟で試合に臨むの意」という強引な解釈で未だ使われ続けています(笑)

真偽のほどはいかに!?

サモアのシヴァタウ

未だ記憶に新しい、2015年ワールドカップの日本対サモア戦で披露された「シヴァタウ」です。

テンポの速い切れのある動きが印象的です。

サモアのジャージの青も映えて綺麗ですね。

フィジーのシンビ

低く構えて、うねる波のように相手に寄っていくのがポイント。

最後とびかからんばかりのジャンプが好きです。

余談ですが、フィジーのジャージもかっこいいですよね。

トライバル模様がどこかにあしらわれていて、トライバル柄好きにはたまらないです。

ほしい(笑)

トンガのシピタウ

最後はトンガの「シピタウ」をご紹介。

上の動画はカマテも入っている欲張りセットになっています(笑)

トンガのウォークライはすごく勇壮!

最後の「トンガー!!」がイイですね!

11/19はラグビー日本代表vsトンガ戦だよ。ところでトンガってどんな国?

おまけ:ウォークライ合戦

これ、ラグビーユニオンでなく、ラグビーリーグ(13人制)の動画なんですけど、ウォークライ合戦になるファンタスティックなシーンです。

リーグは分からないのですが、ユニオンは相手がウォークライをやっている間は、あまり動かないで見てましょうというルールがあります。

ハーフウェイライン(10mラインだったかな…?)を超えたら罰金です(笑)

かつてフランスはニュージーランドとの戦いの前に、この禁を犯し、罰金を払っていたはず。。。

11/3の日本もオールブラックスに向かっていきましたね。

ルールで縛られていても、ウォークライには人を熱くさせる何かがあるんですね。

ハカの効果!

今回のテストマッチを観戦した方は感じたかもしれませんが、ハカをはじめとしたウォークライには人を震わす効果があります。

言葉だとうまく表現しづらいですが、野生動物にかえったような、原始的な衝動が燃え上がるような気がします。

ニュージーランドの人たち、とりわけマオリの方たちは、ハカを神聖なものとしています。

ニュージーランドでは、結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の場でもハカが披露されることがあります。

ハカは一つの儀式なので、その特別感や神聖性が、プレイヤーの緊張感を高めてくれる効果はあると思います。

日本だとエンターテイメント的にも捉えられがちかと思いますが、ニュージーランドの人たちにとっては語り継がれた伝統なんですよね。

余談ですが、昔CMの中でハカを演出に使った日本が、「ハカに対して敬意がない」とニュージーランドから批判されたこともあります。

マインドをスイッチするにはこの上ない「ルーティーン」なんですよ。

否が応にも士気が高まっちゃう。

じゃあそれを試合前に見せられる相手はどうなってしまうのか?

ただただその迫力に気圧されてしまう?

それとも必要以上にカッカしてしまい、正常な判断や冷静なプレーが難しくなる?

各国はいろいろな対策を練っています(笑)

相手に飲まれない方法

相手の方も、試合前にハカを見せつけられるとエキサイトしてしまい、いつものプレーができなくなることもあります。

いわゆる、相手に飲まれてしまった状態です。

こうならないように、ハカ対策なるものも色々考案されてきました。

例えば、要は「見てしまうから飲まれるのだ」ということで、

見ない

という選択をしたチームもありました(笑)

具体的には後ろを向くとか、後ろの方でリフティングして遊んでいるとか。

オールブラックスがハカをやる自由があるのなら、こちらもそれを無視する自由もあるということでしょうか?

かなりシュールな光景ではあると思います(もしかしたらハカ中の敬意を欠く行為は、今は禁止されているかも…)

11/3の試合では、日本代表は踊り慣れていない後ろの方の選手を見ている作戦を取ろうとした、というインタビュー記事を見ました。

やっぱり意識してたんですね。

ただ、途中からリーチマイケル選手が「行こう」と言って、ズンズン進んじゃったらしいです(笑)

熱くなったんでしょうか?

オールブラックスがハカによってボルテージが上がるのなら、オールブラックスだけがハカを許されるのは不公平な気がします(笑)

いっそのこと、各チームの色を出す時間があってもいいんじゃないかと個人的には思います。

ハカに対抗して、日本は勝鬨を挙げるとかね。

エイエイオー!!

迫力不足ですかね?(笑)

勇壮なラガーマンの雄たけびを見よ

11/3の試合でのハカを見て、改めてラグビーを観てみようと思った人もいるのではないでしょうか?

Twitterを見ていますと、嵐目当てで試合を見ていたが、いつの間にか大声でラグビーを応援していた、なんていううれしい言葉もチラホラ見えます。

ラグビーの魅力は試合だけにあるものではなく、ハカをはじめとするウォークライの迫力にも注目してもらえると嬉しいです。

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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