こんちわ、ナヲヤです。
秩父宮で行われた2019シーズン第二節。
オーストラリアの強敵ワラターズを1点差まで追い詰めながらも惜しいところで勝利を逃してしまったサンウルブズ。
今回も同じ相手でしたが、見事に雪辱を晴らしてくれました!
やった! 今期2勝目!
振り返ってみます。
もくじ
ワラターズ戦は規律がよかった?
ここのところ、反則の多さで負けの込んでいたサンウルブズ。
規律が悪いのにはいろいろ要因があると思うのですが、試合前の論調には反則少なく!というものがやはり多かったですね。
前節のライオンズ戦では意味のない反則、というよりは、取られるべくして取られたという反則が多く、ライオンズ(ていうかマルコム君)が上手かったんだろうなという印象を受けました。
さて、一応数字で比較してみますと、このワラターズ戦での被ペナルティ数は6でした。
後半になっても少なかったのが良かったですね。
この前節だったライオンズ戦は12だったので半減したことになります。
やはりペナルティは5~6くらいにとどめないと強い相手では話にならないんでしょう。
反則の少なさのワケ
この試合に限って言えば、スクラム押されなかったのが一番でしょう。
スクラム自体も、それ以外のシーンでも、スクラムに押されることがいかにフォワードにダメージがあったか、ということだったのではと思います。
- スクラムで押されるor不利になる
- テンポ崩されるorテンポに乗られる
- 上手くいかない焦り
- ブレイクダウンでやらかす、オフサイドしちゃう
なんていう流れが最近多かった気がしますが、ワラターズ戦に限って言えば、他のチームよりもスクラムで突っかけられることは少なかったですね。
スクラムでそこまで消耗しなかったことで、フォワードに体力的、精神的な余裕ができた。
これは一番の要因だったんじゃないかと。
ディフエンスもうまく機能
最初早い時間帯で点を取られてヤバイと思ったんですが、何とかこらえてくれました。
ディフエンスは相手の早い展開にも喰らい付き、前で止めることができていました。
サンウルブズって押されながらディフエンスすると相当脆いところがあります。
今期出場した選手だと、戻りながらのディフエンスはファンデンヒーファー選手が上手いですが、止められたとしても焦ってブレイクダウンでノットロールアウェイとかハンド、オフサイドになるシーンが散見されます。
フォワードでゴール前などで前がかりに攻められるとポコポコ反則していましたが、ワラターズはランが推しのチームだったのでしつこくフォワード戦で削られるシーンはあまりなかったように思います。
そしてその鋭いバックスの攻撃も、過度に押されず前目で対処できていた、と。
相手の勢いを1枚目で止められるから、次のディフエンスでも余裕ができていたという訳ですね。
去年までサンウルブズはバックスでガンガン来るチームには滅法弱かった気がするんですが、気のせいでしょうか?(笑)
モールも怖くない!
ライオンズ戦でマルコム君にこれでもかというくらいにモールで押し込まれ、若干トラウマ気味になっていたモールですが、ワラターズのモールにはそこまで脅威を感じませんでしたね。
強いモールを組まれてコラプシングやオフサイドをしでかす、というお決まりの流れも無く、モールで良い様にされる展開も無く、危なげのないディフエンスでした。
これはサンウルブズの大改善というよりも、ワラターズのモールがライオンズ程強くはなかったということだと思いますが。
ペナルティしなければ勝てる?
ここまでワラターズ戦でペナルティが少なかったわけに言及してきたのですが、じゃあペナルティしなかったから勝ったのかと言うとこれまたそうでもなさそうな気がしますね。
点差は31-29で僅か2点差。
ペナルティしなかったことでようやく互角であるということを忘れてはいけないと思います。
ではこの2点差が生まれたワケって何でしょうか??
ターズのらしからぬミス
ワラターズはこの日あまり噛み合ってませんでしたね。
ハンドリングエラーやキック時のミスが多く、流れを掴むことができていませんでした。
キックの件に関しては、しょっさんこと大西さんが「会場のせいかも」と解説してくれていました。
この試合の会場となったマクドナルド・ジョーンズ・スタジアムはSR開催が初めてで、ワラターズにとっても初めてのグラウンドでした。
キックのバウンドが読めなかったり、目測合わなかったりと言うのは多かったのではないでしょうか。
ノックオンなどのハンドリングエラーは、これはもうらしからぬというしかないミスでして。
良いところでパスがつながらなかったりして、選手もフラストレーション溜まっていたのではないでしょうか。
そして突き放せないサンウルブズ。
ワラターズの心理を揺さぶるにはこの上ない好条件がそろっていたんですね。
サンウルブズのすごいとこが大爆発。
でも、ワラターズがミスしたから勝ったわけではありません。
この試合、サンウルブズのタレントが花開きまくっていました。
いくつかハイライトで。
良く曲がったパーカーのキック
なんですか、あれ。
とうとう、、、と思われたパーカーのゴールキックはポールの右に外れるかと思いきや、急にスライスかかってゴールに飛び込みました。
パーカーのニヤリ、は狙ってのものだったのか、あるいは「ラッキー!!」の笑みだったのか。。。
真相は彼のみぞ知ると言ったところでしょうか?
でもこの2点が無かったら引き分けに終わっていたと思うと、まさにパーカー神がかりなキックと言うことになります。
まだ今期外しておらぬ。。。
なんて嫌らしいんだ、田中フミさん
スクラムハーフと言えば嫌らしさが無くては務まらないポジションですが、田中フミさんいろいろ仕掛けている。
彼、相手が審判に見せたくないところをアピールするの凄くうまいですよね。
スクラムのボールインのタイミングで、敵が不利になるような動きを演出している気がするっ!!
あくまで私の想像ですが。。。
でも敵だと思ってみるとすごく嫌な選手なんですよ。
あ、これ本当に誉め言葉ですから…。
マシレワ、エガちゃんトライ3連発
どうしたんだ、マシレワ。
今まで得意の破壊的ランは鳴りを潜めていましたが、ここぞとばかりにターズディフエンスを切り裂きまくりハットトリックの快挙。
マシレワ大爆発です。
そしてトライ後にエガちゃんポーズで決める。
教えたのフミさんだという噂ですが本当でしょうか?
彼に渡るべきタイミングでボールが渡ったのなら、ここまで破壊力のある攻撃ができるということなんですね。
もっと早く見せてくれても良かったのに(笑)
次節もエガちゃん期待しています。
サンウルブズに一言!
勝てそうで勝てない試合が今期は多くて、いつもとは違うモヤモヤ感があったのですが、それを一掃してくれる快勝でした。
接戦で、勝つまではヒヤヒヤしていましたが、これぞスポーツと言う濃い80分を堪能させてもらえました。
SANZAAR、今頃後悔してませんかね??
ただ一つだけ、そんな素敵な勝利をもたらしてくれたサンウルブズに苦言があります。。。
俺がリアルタイムで見れない日に勝つのやめて!!(笑)
嬉しい悲鳴としてお受け取りください(笑)
応援よろしくお願いします!
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