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【残念】SR撤退が決定、サンウルブズの今後は?

【残念】SR撤退が決定、サンウルブズの今後は?

こんちわ、ナヲヤです。

…出ちゃいましたね、公式発表。。。

非常に残念ではありますが、こうなってしまった以上仕方ありません。

情報の整理とサンウルブズの今後について書いてみようと思います。

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サンウルブズのSR参戦から撤退まで

時系列とかぐちゃぐちゃですが、なんとなく2016から2019までサンウルブズとSR界隈で起こったことをまとめてみます。

ゆるいのでツッコミとか勘弁してください。。。

  • エディーおじさんが国際的水準で日本が戦っていくにはSR参戦して修行すべきと提言
  • そうかもね、ということでSR参戦を検討する日本
  • よく分からない理由でもたもたする
  • SANZAAR(主に南ア)からも色々条件付けられる
  • 代表的なものはシンガポールでの試合など(南アやアルゼンチンなど日本への移動時間が大きな国からの要望)
  • 諸々の不手際ややる気のなさにエディーおじさんブチギレて辞める(代表も)
  • 選手契約難航
  • (↑マジで開始できないかと思いました)
  • マーク・ハメットHC就任
  • なんとか2016シーズン始まるも1勝1分13敗で最下位に終わる成績
  • ハマー退任、後任でフィロ・ティアティア氏がHCに
  • 2017シーズン開始
  • 移動距離など多少の選手の負担は軽減されたがそれでも厳しい条件
  • ライオンズ相手に94-7のフルボッコ惨敗試合発生
  • ニック・マレット氏の「日本のラグビー関係者はスーパーラグビーをなめている」発言
  • 2017シーズンは2勝13敗で最下位脱出
  • キングズ、チーターズ、フォースが削減されチーム数が18→15に
  • (なんで成績クソ悪いサンウルブズが残るんだよ…)的な風潮
  • 複数年契約と思われていたティアティア氏がHC退任
  • JJが後任HCに
  • 2018シーズン開始
  • 初の海外(香港)での勝利を挙げる 対ストーマーズ
  • 初の連勝も経験
  • が、シーズン通しては3勝13敗で最下位
  • JJが日本代表に専念するため、トニー・ブラウン氏が後任HCに
  • チーフスをアウェーで破り話題に
  • ターズ、ブルーズ、レッズと勝てそうで勝てない試合にファンヤキモキする
  • 3/19、オーストラリアの報道でサンウルブズ除外との情報
  • ファン絶叫
  • 3/21、SANZAARから公式発表。「2020シーズンをもってサンウルブズはSRを卒業します」
  • ファン絶句 ←イマココ

サンウルブズ除外の原因・理由の考察

サンウルブズがSRを去らなければならない原因や理由など、いろいろ情報やうわさが飛び交っています。

主体となる情報元がバラバラですし、まだ発表が控えられているものもありますが目立つものをピックアップしてみます。

今後、否定されたり修正されるものもあると思いますので、そこはご注意願います…

もともと2020までの契約だった?

日本はW杯までの選手強化を目的にSRへ参戦したということもあり、開始当初のフォーマットとして2020シーズンまでの参戦だったのかなと思います。

ただ、当初から絶対2020シーズンまでと決まっていた訳でもないとは思います。

その後も参戦する? という問いに対して「更新しない(できない)」と決定する何らかの理由があるのでしょう。

南アが日本を切りたい理由

SANZAARの中では特に南アの発言力が強かったというのは聞こえてくるところ。

その背景には、南アのテレビ局から入ってくる収入が大きなウエイトを占めているようで、これをちらつかせられると他のSANZAAR構成国であるNZ、AZ、アルゼンチンが首をすくめてしまうというのが現状のようです。

南アが日本の参戦を快く思わない原因として考えられるのは

  • 日本が遠いため移動の負担(金銭面、選手コンディション面)が大きい
  • 日本相手の試合において収入(テレビ放映)が見込めない
  • キングズ、チーターズがサンウルブズ以前に除外されたことの恨み
  • RWC2023の開催国の選挙で日本がフランスに1票入れたことへの報復

等々。

下に行けば行くほどSR関係無くなっていくので、下二つは邪推に近いでしょうが。

南アからすれば、

「なんでわざわざあんな遠いところまで行って財布と選手消耗させて、収入の見込みが薄い試合せんにゃならんのよ?」

という気持ちなんでしょう。

であるから、

「せめて中継地点のシンガポールで試合させろや」

とか

「ライオンズに94点取られるサンウルブズってリーグの足引っ張ってるよね?」

感を出しているのだと思います。

まあサンウルブズは「そんなこと言われても、、、」って感じで罪はないのですが、ビジネスとしてとらえる以上、南アの主張はごもっともなところはあります。

今更ですが、SRのフォーマット上、ゆがみがあったことは否めませんね。

テレビ局の要望

放送権料を払っているテレビ局は、SRの人気低下に警鐘を鳴らしていました。

チーム数を増やしてカンファレンス制を導入したことでリーグが複雑になり、それが人気を低迷させているのではという思いがあるようです。

なのでテレビ局は

「チーム数15→14にして、カンファレンス制じゃなくて総当たりにしてや!」

という声を挙げていました。

「1チーム削らなきゃいかんね…チラッチラッ」

「レベル下げるわけにもいかんしね…チラッチラッ」

狼「……」

ここにチーム的に負担掛かっているので日本外したい南アが乗っかってきたら、流石に居心地悪いなーという話ですね。

協会の支援の問題?

これは協会からきちんと情報が出てくるまで待ちましょう。(出るといいのですが…)

  • 当初から2020年までの話だったのか
  • 継続可否についての交渉等はあったのか
  • 協会はサンウルブズをどうしたかったか
  • 今後のサンウルブズや選手強化の方法の見通しはあるのか

等は聞いてみたい気持ちです。

今のところ協会主体での話は出てきていないので、このあたり協会的にどういう判断をしたのか、意思決定があったのかは日本の立場としてファンに表明してもらいたいですね。

参加料、10億

原因や理由は、信憑性のあるものないもの含めてたくさんありますが、SR的にはサンウルブズ除外を既定路線としてたようで、

最後通牒が、

「2021シーズン以降は毎年参加料10億払ってくれ」

という、ミナミの帝王もビックリな条件の提示でした。

  • 異常な金額設定
  • 他のチームもならまだしも、サンウルブズだけに要求されている条件

等を考えると、到底飲める条件ではないですね。

譲歩は一切見られず、継続を断念せざるを得ないように設定された条件とみるのが妥当です。

SRに10億出すなら、新しいリーグを日本主体で作ってほしいというのが正直な感想です。

2020シーズンはどうするの?

ここで心配なのが2020シーズンの話。

既に撤退が決まっている状況下、W杯も終わっている期間。

さらにはTLの開催時期(20年はWCの影響で1~5月開催)ともかぶっています。

選手のモチベーションやコンディション上、あまり好ましくない状況であると思います。

個人的には、無理して2020シーズンSRに参加しなくてもいいのではないかと思っています。

となると、19シーズンが狼のSR最後の戦いになるかもしれないんですね…

それはそれで寂しいんですけど…

追記:2020シーズンは契約上参加がマストだそうです。心配…

(つうかTLとまるかぶりにするってどうなんだ? っていう思いはすげーあります)

SR下部組織の構想

これもまだ不確定情報ですが、アジア(日本・香港)と太平洋地域諸国、南北アメリカのチームを招いたSRの下部組織を作る構想も流れています。

SRである意味とか、今話題のNCSとかの話もあるので、よく分からないんですけども、とりわけアジアやアメリカなどのラグビー発展途上国に対する新しいリーグのフォーマットに対するニーズが昨今高まっているように感じます。

願わくば、日本でのRWCが大成功となって、アジアを中心にラグビー人気が高まり、環太平洋での新しいラグビー人気が培われればいいなと思っています。

そこでアジアのラグビーを先導するのが、サンウルブズのようなチームであればなおうれしいと思います。

最後に、サンウルブズ愛を語る

淡々と、サンウルブズのSR撤退に関する情報を集めたつもりですが、最後にサンウルブズに対する思いを。

私自身は、サンウルブズはSRにいなくてはならないチームだとは思っていません。

しかし、サンウルブズがSRから撤退することでサンウルブズというチームが無くなってしまうのなら、ここ数日のサンウルブズとSRのニュースには残念であるとしか言い様がありません。

なので、私はサンウルブズがチームとして存続できる道があれば、それを模索していきたいと思います。

私がサンウルブズを好きな理由は、

「たくさんの国の選手が、国を超えたチームで戦っている姿に感動を覚えるから」

に尽きます。

そこには、

「SRで善戦しているから」

「日本代表の強化につながるから」

等の理由は挙がりませんでした。

もちろんそういった理由で応援する人を否定するものではありません。

私も最初はそういう理由でサンウルブズを追っていったのですが、改めて「なんでいつも試合見てるんだっけ?」と棚卸したら、

「私はサンウルブズがたとえ『SR所属でなくても』『日本代表の強化にリンクしなくても』、『たくさんの国の選手が、国を超えたチームで戦っている姿に感動を覚えるから』好きなのです」

と言語化できたのです。

サンウルブズがそのようなチームである限り、私はサンウルブズを応援し、存続してほしいなと思っているのです。

今回の決定で、たくさん悲しんだり、憎んだり、嫌いになったり。

ネガティブな感情が噴き出すのは仕方のないことだと思います。

でも、時間が経って落ち着いたら、サンウルブズやラグビーが今後どうなったら自分にとって幸せなのか考えてみる、いい機会でもあると思うのです。

日本ラグビーの最大の敵は、日本ラグビーに対する無関心です。

南アや協会ではないです。

たくさんの意見があって良いと思います。

その意見をぶつけ合って、日本ラグビーに対し影響力を持つファンでいましょう。

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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