※アイキャッチ画像はイメージです(笑)
私、高知県は高知市に住んでいるんですけど、高知に来てから釣りを趣味にしています。
海は近いし、魚種は豊富だし。釣りが好きな人からはすごくうらやましがられるんですね。
とりあえずチヌ(クロダイ)を狙えって言われたので、それ用の釣り具などそろえたんですが、高知に来てから4か月経ってもいまだ釣れず。。
このままじゃヤバイと思い、「もうここで釣れなかったらセンス無し!」という浦ノ内湾までやってきました。
もくじ
浦ノ内湾ってどこ?
私の住んでいる高知市から海に出て西へ車で30分ほど行きまして、須崎市の手前当たり。近くには高校野球などでおなじみの明徳義塾高校がありますね。
浦ノ内は宇佐湾から流れ込む内海で、大変穏やかな海です。朝7時ごろはこんな感じでした。
穏やかな海ってことで、ここでは真鯛の養殖が盛んです。湾内には養殖用の生け簀がたくさんありまして、そこで真鯛がバシャバシャしてます。
養殖されている魚だけでなく、居ついている魚も豊富でチヌはここで稚魚を放流されていたりして、かなり数は多いようです。
養殖用の生け簀の近くに「カセ」という、ボートを浮かべた釣り場があるので、そこまで船で渡してもらいます。
カセ釣りの前に、フカセ釣り開始
カセとか偉そうに言っていますけど、実は初めてで全然知りませんでした。
まさかへチ釣りとは思いもせず、普通に磯竿持っていきました。2~3mの釣り場に5mの竿持ち込んだばかです。すみません。
しかも写真撮り忘れたのでイメージで失礼します。
一応磯竿出したんですけど全然釣れない、ていうか竿すら出せないので釣り場にあった古い竿を貸してもらいました。
すみません。。
しかも今までスピニングリールしか使ったことないのでタイコリールがなんだかわからない。。。
横にいた大阪からのベテラン釣り人が「見てられねー」ってことでいろいろ教えてくれました。
まじでごめんなさい。。。
えさを買う
ここでの釣りはダンゴオンリー。
しかも自分で作るダンゴは禁止で、釣り場で養殖用のペレットを使ってダンゴにします。
ここにいるチヌは真鯛のおこぼれをもらって大きくなっているので、養殖用の餌であるペレットを使うのは理にかなっているのです。
水入れてふやけさせてダンゴ準備完了。
刺し餌は各自好きなものOKですが、チヌ用の練り餌がいいようです。
みなさんいろんな刺し餌を試していました。色が違う練り餌で何種類も持ってたり、アミエビやコーンとかもあったり。
釣り人の情熱もすごいけど、チヌの悪食もまあすごい。。ほんとなんでも食うんだな。
んで、リールの使い方とか竿の入れ方とか教えてもらい、ようやく釣り開始です。
横はバンバン釣れてるのに、一人だけ釣れない。。。
はい、釣れませんー。
何も当たりませんー。
横はすでに何枚も揚げているのにねっ! ほんっとふっしっぎ!!
とか言っている場合じゃありません。。。
ぜんっぜん釣れません。いないの? ここ? 横とは1mくらいしか離れていないからそんなはずないんですけどね。
で、隣のベテランさんが教えてくれたんですけど、どうやら底まで餌を入れられてないみたい。
なので、ちょっとダンゴを重くして底を取る練習をしました。
ようやく底を取れるようになってきたら今度は根がかり(いわゆる地球釣り)ですわ。。。
なんか真下に古いロープだか何だかがあったみたいで、エサ取られてあげるときに何回も引っかかる。。
さすがに心折れてもう帰ろうかなとか思い始めます。
ほかの釣り人に励まされる
私のほかにも7~8人いたんですけど、多分みんな一枚は釣れていました。
ふつーのおばちゃんみたいな人も実はベテランで結構大きいのバンバン上げてました。
「一回コツつかめたらどんどん釣れるきに、頑張って」と、真面目に応援され帰りづらくなりました(笑)
なのでひたすら我慢の子。
徐々にアタリが生まれるようになってきました。。
チヌのアタリはどれなのか?
刺し餌がでかいのか、底に入れても餌をつつかれるだけでなかなか食ってくれません。
竿先はぴょこぴょこ動くんですけど、それだけ。エサ取られて終わりです。
餌を変えてみたり、量を変えてみたりいろいろ試してみたんですけど、合わせるほどのアタリが全然来ない!
そういっている間にも回りはバンバン釣れている。なんなんだこの差は!
で、一回餌を付けなおそうと、仕掛けを巻き上げ始めた瞬間、事件は起こりました。
○○パニック襲来
突如、横からひったくられるような感じで仕掛けが持っていかれました。
一瞬根がかりかと思ったほど。
でも挙げている最中だし、さっきの根がかりポイントは避けていたのに。。
突如リールから激しく出だす糸。。。激しくしなる竿先。ていうか竿ごともっていかれそう。。
当たった! が、なんか違う! チヌじゃないっぽい。
そう、チヌ釣りの大敵、ボラです。
こいつ、外道の上に激しく暴れまわるのです。。
釣り場に自分一人なら、孤独にファイトするだけなのでいいんですけど、ここは狭い場所で何人もの釣り人が糸を垂らしている場所。。
ボラ君が激しく水中で暴れまわったせいで、周りの糸まで巻き込みまくります。
とんでもない引きで数分後、多分40cmくらいだったと思いますが、奴は都合3名の仕掛けを台無しにし、水揚げされたのでした。
腹立つのと周りに迷惑かけたので情けない、申し訳ないのとでかなり凹みました。。
ボラをぶっ飛ばしてやりたくなりましたが、ボラ君に罪はないのでそのままリリース。命は大事に。釣り場のマナーですから(プルプル)
「次はチヌやとええなあ」という、優しい言葉をかけてもらい、チヌ釣り再開です。
待望の一枚
そこから一時間くらい経った頃でしょうか。
相変わらずつつくだけのアタリの中でようやく合わせに成功!
落ち着いて根気よく丁寧に引き上げ、小さいけどようやくチヌ一枚目達成!
相変わらず釣れた感激で写真撮り忘れて、家に持って帰った後の写真ですが、下の包丁の刃渡りが20センチ強なのでまあ25センチないくらいでしょうか。でも人生初のチヌでした。うれしー。
気を揉んでいた釣り人のみなさん、ようやく釣れました。むしろ回りが喜んでくれました。ほんとご迷惑おかけしました。
教えてくれたベテランさんが一番安心してたんじゃないでしょうか。すみませんでしたー。。
今日のところは帰ろうかな、、とか思っていた矢先だったので、続けててよかったーという印象です。
最後にもう一発おまけ
ちょっとチヌとしては小さかったのでベテランさんの「サイズアップ狙おうや」であと一時間だけ粘ることに。
だいぶアタリを取る感覚がわかってきたのですが、昼も回ってお休みモードなのか急に食い渋り始めるチヌ。
もうすぐ帰る時間って時にだいぶ食い気のあるチヌが付いてくれました。
わざと練り餌を小さめ、平ためにつけて最後の一投。
来ましたアタリ! 竿先がぐっと沈み込みました。サイズアップっぽいぞ!
ここまで来るとほかの釣り人までスタンディングオベーション(笑)
いやかえって緊張するんすけど(笑)
みんなの視線を浴びながら、一枚目よりも慎重に取り込み。
少しだけとサイズアップー。30cmくらいだと思います。(真ん中のアジは途中で釣れた外道です)
「食べごろの良いサイズ釣れたねー」とみんな優しい。。。
ありがとうございました。皆様のおかげで何とかチヌを釣り上げることができました!
浦ノ内に行けば、誰でもチヌが釣れると思うよ
まとめっす。
今回の釣りは本当にズブの素人で行きましたが、教えてもらいつつラッキーもあって2枚のチヌを釣ることができました。
たまたま食いが悪いといわれていた日でも、素人で釣ることができたので、いい日には2枚どころではないと思います!
チヌを釣ってみたいなーという人はぜひ浦ノ内までおいでませ。
きっと優しい太公望たちがあなたの釣りを支えてくれることでしょう。
筏やカセに関しては、何店かありますので事前にお調べの上、予約をしておきましょう。
連休などは埋まりやすいので、早めの予約をお勧めします。
レッツ、チヌ釣り!
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