こんちわ、ナヲヤです。
反則の解説シリーズを何回か続けていますけど、たくさんの人から激励のコメントをいただきました。
感無量です。このブログひらいて良かったです。本当にありがとうございます!
何を隠そう、私もそうなんですけど、ラグビーの反則の定義って結構あいまいなんです。。理解に苦しむときもあります。
時代によって変わるし(今も変わっている!)、レフェリーによっても解釈が若干異なったりするし、ほんとならその試合で笛吹いているレフェリーにすべて解説お願いしたいくらい、リアルタイムではわかりづらいときがあります。
そんな時、スマホとかでこのブログを開いてもらって、「あ、そうそうこれこれ」って、初心者同士で見に行ってもなんとなく状況がわかるなーっていうあんちょこ的なメディアを目指しています。
会場で配布されている資料もいいんですけど、ちょっと情報が少なかったりしますし、誰もがラグビーをよく知っている人と試合に行けるわけでもない。
そんなときのお助けグッズにしたいなあと。
なので全国の試合会場で使ってもらえる、なんなら電光掲示板にURLとかQRコード映してもらえるブログを目指しますので、引き続きご愛顧の程よろしくお願いいたします(笑)
さて、今回は引き続き密集時の反則である、ノットロールアウェイを解説したいと思います。
もくじ
ノットロールアウェイのシチュエーションとは?
毎度定番でございますが、ノットロールアウェイはペナルティとなる反則です。
こちらも「ボールの停滞行為」に該当する反則です。ブレイクダウン(密集)時に発生します。
今まで密集の中の反則は、ノットリリースザボールとオーバーザトップを紹介しました。
今回のノットロールアウェイも、発生するシチュエーションが違えど、非常に似ている反則と言えます。
要するに、密集からボールを出させないことで発生する反則なのですが、前述の二つと違うのは、反則を発生させるのがタックラーであるという点です。
ブレイクダウンに関しては以下の記事をどうぞ!
タックラーは速やかにボールから離れること!!
実際にブレイクダウン(密集)が発生する状況から順を追ってみていきましょう。
ボールを持った人がディフエンスラインに突っ込んできましたー。
ディフエンスはその人を止めるためにタックルを仕掛けましたー。
ばちーん、うわー、アタック側のプレイヤーはナイスタックルを食らい倒れましたー。
はい!一時停止! 頭の中でその状況を思い浮かべてくださいね!
この時、タックルを受けた側は倒れたために、速やかにボールをリリースしなくてはいけません。これはノットリリースザボールの話。
一方、タックルした側も同様に、一度タックルしたプレイヤーを解放しなくてはいけません。
より具体的に言うとタックルされたプレイヤーの動作やその後のボールリリース、リリースされた後のボール出しを妨害しないために、タックルした相手から離れる必要があるのです。
これをしないと「ボールの停滞」を招くとして、「ノットロールアウェイ」(転がって離れなかった)としてペナルティ、というわけです。
実際はラックが形成されたりするので、素早く動けない状況がほとんどだと思います。
ボール出しの動作を阻害していなければ、無理にプレイヤーから離れようとしなくても取られる反則ではありません。
もし阻害しているとみなされる場合は、レフェリーから「ロールアウェイ!」の声がかかるので、その時にきちんと離れないと反則という流れが一般的です。
タックルに関しては以下の記事をどうぞ!
戦術面でのノットロールアウェイ
オーバーザトップ以上に、例のスクラムハーフ劇場が展開されるのがこのノットロールアウェイです(笑)
まずタックラーがボールに近いところで動けなさそうにしていたら、チャンス(笑)
うまいこと味方のフォロワーやスクラムハーフ自身の足でタックラーを固定して、ロールアウェイできなくしよう!
そして「あ~ボールが取れないよう、タックラーが邪魔だよう…」(レフェリーチラッ|д゚)
を続けよう!
きっとノットロールアウェイを取ってくれるはずだよ!
とまあ、半分冗談ですが(笑)、試合中こんな駆け引きがあるのも事実です(笑)
これができないスクラムハーフは逆にダメハーフと言えるでしょう(笑)
ロールアウェイしてないプレイヤーも、巧妙にロールアウェイしているように見せかけて、いかにボール出しをスムーズにさせないかを工夫しているので、この辺はお互いさまと言えるでしょうね(笑)
ラグビーのブレイクダウン(密集)の中は、意外とセコい世界なのですよ(笑)
熟練のタックラーのロールアウェイ
ロールアウェイしないまま(タックルをはずさないまま)ボールに働きかけるのは当然反則ですし、タックルを外しても倒れていたらやっぱりプレーできません。
上手いタックラーは、タックルしたあと素早く相手を手放して立ち上がり、すぐに敵ボールを奪いにかかります。
日本代表だとリーチマイケル選手がうまかったりします。一連の動作がめっちゃ早い!
これはかなり見ごたえのあるシーンなので、注目ですよ!
11月にはウインドウマンスを迎え、オーストラリアを筆頭に、フランス、トンガと強豪国との試合が控えています。
リーチマイケル主将率いる日本代表の熱い戦いに期待しましょう!
ノットロールアウェイあるある
- そもそもどけない
- サンドイッチになったりして一瞬で固定される
- どいたけどボールから離れられなかった
- どいたけどボールが付いてきた
- などの言い訳をするけど、やっぱノットロールアウェイ
- 頑張ってボール出せよと敵スクラムハーフを応援しちゃう
- どいているとみなされた瞬間に相手の球出しを邪魔する
- ボール取れない芝居は密集の中だとすぐわかる
- 優秀なレフェリー「use it!」
さあ、ノットロールアウェイまでマスターしたあなたは、だいぶブレイクダウンについて詳しくなったはずです!
だんだんラグビーの反則もどういうシチュエーションで起こるのか分かってきたんじゃないでしょうか?
一回大原則が頭に入れば、ほかの反則もすっと頭に入るはず。
どんどんラグビーを好きになりましょう!
応援よろしくお願いします!
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