こんちわ、ナヲヤです。
11月はウインドウマンス、世界各国の代表チームが他国代表と熱戦を繰り広げる、ラグビーファンとしては目の離せないシーズンです。
11月3日に行われた日本対ニュージーランド。
世界最強国を相手に5トライを奪うも、許したトライはその倍の10トライで、世界の壁をまざまざと見せつけられた結果となりました。
そんなニュージーランド戦の後、日本代表はイギリスへと遠征に旅立ちました。
11/17の相手は世界ランキング4位のイングランド!(2018年11月現在)
注目の試合の前に、イングランドってどんなチームなのかおさらいしておきましょう!
イングランドのラグビーの歴史
もう言うまでもないことなんですけど、イングランドと言えばラグビー発祥の地。
同地ではさぞラグビーは人気があるスポーツかと思います。
エリス少年が暴走したことからラグビーの歴史が花開き、協会設立はなんと1871年!
日本は明治が始まったばかりでまだチョンマゲ結ったり、腰に刀指している人が多かった時代ですね。
西郷どんがいろいろやっているころにイングランドでは既にインターナショナルチームが組まれつつあったわけですね。
そしてその同年、記録上最古のテストマッチであるイングランド対スコットランドが行われました。
結果は1-0でスコットランドの勝利だったようです。
1-0ってなんじゃこりゃ?? 原始ラグビーなのでルールも相当違うっぽいですね。
エンブレムと愛称
エンブレムは深紅のバラ。
愛称はサクソンズ、またはバラのエンブレムからレッドローズと呼ばれるとも書いてあるところを見かけましたが、あんまり聞きませんね。
(↑これサクソンズはA代表の愛称、レッドローズは女子代表の愛称とのことでした。失礼しました…)
ジャージは白で胸のバラが紅一点。
オールブラックスとは対照的な配色になっていますね。
白って結構思い切った選択ですよね(笑)
負傷などで血が付いたりするとむっちゃ痛そうに見えます(個人の感想w)
指揮官はあの人…
イングランドの現HCは、2015年のワールドカップの際に日本を率いていたエディー・ジョーンズHC!!
ラグビーファンお馴染みのエディーおじさんであります(笑)
さて、エディーおじさん色々ありまして、2015年のワールドカップ開幕直前に、日本の指揮をワールドカップまでと宣言しました。
一方でイングランドの方は、自国開催にも関わらず、プール戦敗退という憂き目を見ます。
2003年のワールドカップ優勝国であり、ラグビー発祥の国でもあるイングランドにとって、この戦績は屈辱であったに違いありません。
深い低迷に陥ったイングランド。引き裂かれたプライドをかなぐり捨て、決断しました。
その決断が、日本をプール戦3勝に導いた実績のあるHCを招聘することでした。
慣習的にイングランドは自国出身の人間のみがHCを務めてきていました。
しかし、立て直しが先決と、イングランドは長い歴史の中で初めて外国人HCであるエディー・ジョーンズを招いたのでした。
ちなみに、2003年のワールドカップの決勝戦で勝利して優勝したイングランドの相手はエディーが率いるオーストラリアでした。
かつて優勝を奪われた相手国を率いることになるとは。エディーおじさんも数奇な運命を辿っていますね。
最近のイングランドの調子
2015年12月にエディーがHCに就任してから、イングランドは怒涛の快進撃をみせることになります。
いきなり2016年の6ネイションズでグランドスラム(全勝優勝)を達成。
オーストラリアに3連勝や、10年間勝ち星のなかった南アフリカからも勝ち星を得るなど、向かうところ敵なしでした。
6ネイションズの2017年シーズンは優勝を決めていたものの、最終戦でアイルランドに敗れテストマッチの連勝がストップ。
実に18連勝という記録を作ったのでした。
それでも2017年も強いイングランドを見せていたのですが、2018年の6ネイションズでは、それまでの2年間の疲れもあったのか失速。
イタリアとウェールズには勝利しましたがそこから3連敗…
2連覇の勢いはどこへ行ったのか、まさかの5位に終わります。(優勝は全勝のアイルランド)
6月の南アとの3連戦も1勝2敗で負け越すなど、イングランドにとっては逆風が続いておりました。
しかし、ここで終わらないのがイングランド!
今秋の試合はその南アを僅差で下し、先週はフルメンバーのオールブラックスに1点差で敗れはしたものの、試合内容は決して負けていない仕上がりっぷり。
北半球のチームは総じて調子よくなっているように見えますが、イングランドはロースコアの緊張感のある試合を続けており、難敵となるのは想像に難くありません。
日本はどう戦えばいい!?
正直なところ、今の段階では実力に大きな差がありそうですね。
おじさんはサディストなので、キウイの国とは違ってフルメンバーをそろえてくるようです。(その方が課題も出てありがたいですが)
攻撃力のあるチームとやってもロースコアの試合になるということは、ディフエンスは相当強いでしょう。
そんな中で、日本はどういったオプションを使って相手を切り崩すのかをちゃんと考えないといけません。
オールブラックス戦ではキックが良いもの悪いものはっきりしていたので、プレゼントキックにならないように極めて考えて蹴る必要があると思います。
高さはイングランドに分があると思いますし、今の上位チームはキック処理が相当うまいです。
生半可なキックはボールを失うだけでしょう。
またスクラムやラインアウトなどのセットプレーがどれだけ通用するかも見どころ。
ブレイクダウンの攻防も、さらに早くしないとイングランドのボール支配を脅かすことはできないでしょう。
11/17の試合は、Tier1の本気メンバーと当たれる数少ないチャンス。
ポジティブな課題を見つけられるような試合にしてほしいですね!
望むのは勝利!
負けていい試合は一つもないと思うので、大変な敵ではありますがぜひオールブラックス戦以上の戦いを見せてほしいですね。
にしても、日本も贅沢な相手と戦えるようになったものです。
容易に勝てる相手ではないですが、こういった強い相手と戦って磨かれることで、日本のラグビーはさらに輝きを増すと思います。
応援よろしくお願いします!
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