こんちわ、ナヲヤです。
年末で仕事が立て込み、更新が少し空いてしまいました。。
ドSな監督をお絵描きしてみたところ、どこでどう巡り巡ったのか、
サンゴリアス君にtwitter上で「いいね!」をもらってしまい、
戦々恐々としている毎日です。
「べ…別にっ、S木さんだなんて言ってないんだからねっ!」
もくじ
タッチジャッジを語ろう
はい、大変地味な話な気がしますが、これちゃんと語っておきましょう。
すごく大変なんです! タッチジャッジは!
で、なんでこんなに熱くなっているかと言いますと、
高校から大学にかけて、私自身がよくタッチジャッジをやっていたからです!
ドヤァ
…
…
経験者の方はご存知かと思いますが、高校の地方予選とか、大学の同好会レベルですと、公式戦では各チームがタッチジャッジを供出します。
これは基本ルールを知っていれば、資格等が無くてもできるものです。
いうなれば、その日「ラグビーのルール知っていて試合に出る予定が無いやつ」が選ばれやすい。。。
大学二年のシーズンをほぼヘルニアで潰してしまったときに集中的にやったおかげでタッチジャッジの動きに関しては比較的知っております(笑)
あ、もちろんプロや国際試合のようなゲームでは、有資格者でないとダメなはずですよ!(当たり前か?)
結構大変な役割なんだよ、っていうことを知ってもらいたいですね(笑)
タッチジャッジの役目
タッチジャッジは二名います。
立ち位置はタッチライン沿い。ボールの真横にいることが多いです。
レフェリーはボール(キャリアー)のすぐ近くにいることが多いですが、タッチジャッジはタッチラインから中に入ってくることはありません。
レフェリーの補助として、レフェリーの目の届かない場所でのプレーをチェックするのがタッチジャッジの役目です。
要するに、サッカーのラインズマン?
サッカーにもラインズマンがいますね。
チェックしていることは割と似ていますが、試合中の権限においてはタッチジャッジのほうが大きいのではないでしょうか?
タッチジャッジ発信で反則とされることが、ラグビーは割とよく起こります。
サッカーの規定には詳しくないので断定的には言えないのですが、頻繁にレフェリーとコミュニケーションを取ったり、意見を求められたりするのを見ると、まさにタッチジャッジだなあと思うのです。
タッチ際の判定
ここからは、タッチジャッジの具体的な役割を挙げていきます。
試合中もっとも多いのは、キックなどで発生するタッチを割ったか否かの判定です。
ボールがタッチを割ったら、「タッチフラッグ」という手旗を掲げてボールがタッチを割ったことを知らせます。
キックの際は、ダイレクトタッチ(22mラインより前でなされたキックがノーバウンドでタッチを割ること)であるかどうかも見ているので、もしダイレクトだったらタッチフラッグを横にして両手で持つことでダイレクトタッチであることを示します。
タッチ際の判定って、最近もルールが変わったので、結構ややこしいんですよ(笑)
キック処理のプレイヤーがタッチ外から飛んで空中でボールをキャッチしフィールドに戻った場合・・・
いやわかんねえし!
ゴロでタッチ割ったなら、まあすぐどこで割ったかわかると思います。
でもボールが空中でタッチを割った場合、正直言うと正確にどこでタッチを割ったかまでは分かりません(笑)
だからと言って適当にしているわけではないんですが、
「たぶんこの辺」
という暗黙知でラグビーの試合は動いているのです(笑)
私だけだったらどうしよう(笑)
ゴールキック時の判定員
PGでも、コンバージョンキックでも、ゴールポストの下にタッチジャッジが立っていますね。
これはキックが入ったか否かの判定をするためにセットしています。
2本のゴールポストのそばにそれぞれ立って、ボールがポストを通過したかを確認しています。
キックに角度がある場合、ポストにべったりだとかえって判定がしづらくなることがあります。
そんな時は、一人がポストの近くに立ち、もう一人はゴールから少し後ろに下がり距離を取って、ゴールの中央にキッカーをとらえるようにセットします。
ボールがゴールをとらえたら各タッチジャッジがフラッグを上げます。
2名がフラッグを上げたらゴール成立です。片っぽだけなら不成功。
不成功の場合、フラッグは膝のあたりで横に振ります。
オフサイドラインの指定
ほぼテレビなどには映りませんが、ペナルティの時や、ラインアウトの時など、10m距離を置くセットプレーがあります。
いきなり10m下がれって言われても、プレイヤー困ります。自己申告もいけないでしょうから(笑)
なので、タッチジャッジが10mを指し示すことになります。
タッチフラッグを前に突き出して、(修正 12/24)フラッグを持っていない方の腕を上げて、「この位置まで下がれ」と指示します。
(注:コメントより引用)旗をあげる行為自体は、フラッグインと呼ばれ、レフリーに対し、アシスタントレフリーが何か危険なプレーや悪質な行為があったときに申告する為に使用する行為であるからです。(ご指摘ありがとうございました!)
ここで従わない選手がいたら指摘することもあります。
さて、みなさんいきなり10mって言われて、大体こんなもんでしょ?って自信を持って言えますか?
試合中、当たり前ですけどメジャーとか持って毎回10mをはかっているわけではありません。
これはタッチジャッジの感覚によるものです。
例えば、ハーフウェイラインから10mライン(これはさすがにちゃんと測っている)の距離を物差しにしたりします。
試合前にその距離を歩数で数え(大股で約10歩みたいな)、10m指示の際に使うのです。これはあくまで私のやり方ですが(笑)
さすがに数cm単位まで正確に測ることは難しいですけどね(笑)
ラグビーのルールも割と大らかなのだと思っていただけると嬉しいです(笑)
ポイントの中の反則とかもチェックしている
レフェリーが近くにいない状況になると、ポイントの中での反則は見逃される可能性があるので、タッチジャッジも注意しています。
意外とポイント関係ないところでケンカ起きたりしますし(笑)
結構忙しいんですよ、タッチジャッジも(笑)
レフェリーが頑張ることで試合が面白くなる
かなーり裏方感の強い、タッチジャッジのことを紹介してみました。超マニアックじゃないすか(笑)
こういうレフェリーの方が試合を守ってくれるから、ラグビーの試合が公平に行わるのだということを肝に銘じて、我々はラグビーを楽しみましょう。
ラグビーに携わるすべての人に敬意を表して!
応援よろしくお願いします!
初コメントさせていただきます。
なかなか面白い内容、勉強になりました。
ただ、数点ご指摘をさせていただきたいと思います。
まず一つめ、本稿で示している「アシスタントレフリー」の役割ですが、これはアシスタントレフリーではなく、「タッチジャッジ」です。
これについての記載は、競技規則にしっかりと明文化されているのでそこをしっかり参考にしていただけると助かります。
次に、タッチジャッジ、アシスタントレフリー関係なく、オフサイドライン示すためだけに簡単に旗をあげて示してはいけません。
これは「フラグイン」と言う行為であり、何か危険なプレーがあった時にレフリーに対し申告をしたい時に、アシスタントレフリーが示す行為です。
以上の点を、競技規則踏まえた上で、わかりやすく書いてもらえると、今後ラグビーを観る上での楽しめるポイントになるのではないかと思います。
初コメントです。
大変わかりやすく面白い内容でした。
ただ、数点ご指摘をさせていただきます。
一つめ、本稿で示しているアシスタントレフリーはタッチジャッジのことです。
アシスタントレフリーとタッチジャッジの違いについては、競技規則に明記されているので参考にしてみてください。
次に、オフサイドラインを示すなどの一般プレーにおいて、旗をあげて示しては絶対にいけません。
旗をあげる行為自体は、フラッグインと呼ばれ、レフリーに対し、アシスタントレフリーが何か危険なプレーや悪質な行為があったときに申告する為に使用する行為であるからです。
コメントありがとうございます!そしてご指摘ありがとうございます!
こちらの調査不足で申し訳ございません。
すぐ修正致します。
本当にありがとうございました!
またご指摘いただければと思います!