こんちわ、ナヲヤです。
ネタが無いなーとか言って、考えてみたら、またグラウンドの話していなかったんですねー。
ダメ解説ですね! サーセン!
サッカーのグラウンドなどと比べて、ちょっと引かれているラインは多いラグビーのグラウンド。
中には実線だけでなく点線もあったり、初めて見るとややカオスな面も持っています。
これを機に、ラグビーのグラウンドマスターになってしまいましょう!
もくじ
ラグビーグラウンドに必要な広さ
さて、グラウンド、と一概に行っても、どれくらいの広さなのか、実寸を持って説明できる人ってあんまりいないんじゃないでしょうか?
ラグビーは、特に縦XXm、横XXmみたいに、きっちり寸法が決まっているわけではなく、大体このくらい、というファジーな設定になっています。
これは、同じフットボールであるサッカーも同様ですね。
では具体的にはどれくらいの広さが必要かというと、
まず、ゴールラインからゴールラインまで(インゴールは含まない)、つまり縦の幅は100m以内。
タッチラインからタッチラインまで、つまり横の幅は70m以内、と決まっています。
どちらも超えちゃダメ、ということです。
こんなこと言うと、「じゃあ100cmと70cmの寸法でもいいんですかあ~」とかいうあまのじゃくさんが出てきそうです。
が、どちらもリミットが決まっているとはいえ、限りなくその長さに近づけろ、とありますから理想は100m×70mなのでしょう。(7人制の国際試合は縦94m以上、幅68m以上と、下限も明確に決まっています)
一応補足、縦が長い長方形にならないといけません。正方形とか縦が短い長方形はダメなようです(当然?)
インゴール(トライエリア)は10-22m以内。
なので少なくとも縦は120mくらいある、ということでいいかと思います。
足の速い人なら13-4秒くらいで走れますかね?
よく20秒あれば1トライ取れる、と言われるゆえんはこの辺りが裏付けっぽいですね。
大まかなサイズ感はなんとなくイメージできたでしょうか?
ラグビーグラウンドは芝か土かが問題だ
よくテレビが来るような立派なグラウンドは芝がほとんどですけど、普通の高校生が地方予選で戦うグラウンドは土だったりします。
さて、この辺ルールで決まっているのでしょうか?
競技場の表面(a)必要条件: 表面は常に競技を行うのに安全なものでなければならない。(b)表面の種類: 表面は草で覆われているものが望ましいが、土、砂、雪、または人工芝でもよい。ただし、雪の場合、雪の下が競技を行うのに安全なものでなければならない。コンクリートやアスファルトのような常時固い表面であってはならない。人工芝の場合には、ワールドラグビー競技に関する規定第22条に適合したものに限る。
競技規則からそのままぶっこ抜いてきました。なんか面白いこと書いてありますね。
草でおおわれているものが望ましい。これはまあ芝のことでしょうね。
実際、芝のグラウンドは、維持コストは高いでしょうけど選手へのダメージは一番小さいと思います。
ちなみに私は生涯で一度も芝のグラウンドでプレーしたことがありません(泣)
大学を卒業した直後、ホームグラウンドが土から人工芝に変わり、悔しかったのでOBとして後輩の練習に参加させてもらいセービングの練習を一人でやったくらい、芝にはコンプレックスがあります(なんのこっちゃ)
日本ももう少し草のあるグラウンドが増えればいいんですけどねー。
さて芝の次は、土、砂ときまして、ここからいきなり雪ですよ! まあ雪はダメって言ったら雪の日にラグビーできませんからね。。でもなんか面白い。
雪の下は芝や土であることは守れよってありますから、雪の日想定の記述なんでしょうね。
当然ですが、コンクリとかアスファルトの上では禁止のようです(笑)
やったら肘とか膝とかザックザクになるのでやりたい人はいないと思いますが(笑)
各ラインの名前をおさらいしよう
当然ですが、グラウンドにひかれているラインにはそれぞれ名前が付いています。
各ラインの名前と、役割を覚えて、ラグビーグラウンドマスターを目指しましょう!
ハーフウェイライン
名前の通り、どまんなかのラインですね。実戦で引かれます。キックオフの時にキックを蹴る位置です。
10mライン
ハーフウェイラインから10mの場所に点線で引かれるラインです。
キックオフの際、キックは最低でも10mラインをノーバウンドで超える必要があります。
22mライン
ゴールラインから22mの位置に引かれる実戦です。(なんか縮尺おかしいですね、、すみません汗)
自陣であればピンチであり、ここを超えられるとかなり危険区域と言っていいでしょう。
22mラインを出て蹴ったキックがノーバウンドでタッチを割ると、ダイレクトタッチとして蹴った地点まで戻されてラインアウトですが、22mライン内で蹴った場合は適用されません。
ゴールライン
みんな大好きゴールラインです! ここを割ったらトライです。
ディフエンスとしては最終オフサイドラインとして使われることも。
タッチライン
いわゆる横の線。タッチラインをボールが越えるとラインアウトによる再開となります。
5mライン
図では全部に書いてありますが、実際は他の線と交わったところのみに書かれています。(ハーフウェイラインや22mラインとの交点など)
ラインアウトやゴール前のペナルティなど、5mの距離を置く必要のあるプレーの補助線として引かれています。
15mライン
タッチラインから15mの場所に、5mラインと同じように、点線で、他の線と交わるところだけに引かれます。
ラインアウト時の反則の際は15mライン上でのスクラムやペナルティキックとなるので、その補助のために引かれています。
デッドボールライン
あんまり名前を聞くことは無いですが、一番後ろのラインはデッドボールラインです。
敵のキックなどがこのラインを超えた場合は、ドロップアウトか蹴った場所でのスクラムによる再開を選択できます。
自陣のデッドボールラインを超えてしまった場合は、ゴール前5mで敵ボールスクラムとなります。
タッチインゴールライン
一番マイナーなラインかもしれません(笑)。ちゃんと名前付いてます(笑)
主なルールはデッドボールラインと同じです。
ーーー
さあ、これですべてのラインの名前が分かりました。テストされてもばっちりなくらい、覚えちゃってください!
ゴールポストとクロスバーの寸法も
さて、ゴールポストやクロスバーもキチンと寸法が決まっています。
まず2本、上に向かって伸びているゴールポストですが、2本の間隔は5.6mと定められています。そして上に出ている部分は最低3.4m必要です。
そして2本にまたがるクロスバー(横の棒)は、地上から3mの場所に取り付けられることになっています。
さらに、ゴールポストにくっつけるパッドは厚みがありますが、ゴールラインから300㎜以内に収めるように定められています。
ゴールポストの場所は、パッドと地面に同時に接触するようグラウディングすればトライが認められる場所なので、あまりに出っ張っていると不利になるためだと考えられます。
グラウンドあるある
- 高校のグラウンドなんてろくなもんじゃない
- 学校のグラウンドが空いていないので河原に行った時の石ころの多さ
- 雨の日はいいが次の日がボコボコでヤバイ
- 砂っぽいグラウンドは紙やすりの上でラグビーしている気持ちになる
- まっすぐの線が書けない
- ↑ヘナヘナの線は誰が書いたかすぐわかる
- ↑「根性が曲がっているからだ!」とかいわれのない罵倒を受ける
- やけに直線を書くのがうまいやつがいる
- 5mラインの適当さ
- 15mラインに至っては書かない
- 途中でアメフト部が残した線と混じって分からなくなる
- 同じグラウンドを書いているつもりなのに出来上がる作品が毎回違う
いかがでしたでしょうか、ラグビーのグラウンドの話。
線がいっぱい出てきましたが、皆覚えられそうですか?
これを覚えれば、実況や解説の話にもだいぶついていけると思いますよ!
応援よろしくお願いします!
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