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モールで敵を蹴散らせ!/突撃ドライビングモールの話

モールで敵を蹴散らせ!/突撃ドライビングモールの話

こんちわ、ナヲヤです。

日に日に秋が濃くなってゆく、今日この頃、ラグビーファンにとっては、日本代表のウインドウマンスが気になってしょうがない季節でもあります。

開催まであと2年を切ったワールドカップまでに、日本代表は何をすべきか、そして今の立ち位置はどこなのか、ファンとしても関心が高いところだと思います。

ファンにできることは応援しかありませんが、日本代表はレベルアップのために頑張っているのだから、ファンも頑張ってラグビーに対する知識を深めて、より選手に届く応援ができるようにしようじゃありませんか。

今回はモールのことを書こうと思います!

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モールとは何か?

よく試合中に、ボールが人の中で揉まれていて、密集で見えなくなる状態があるかと思います。

密集戦とかボール争奪戦とか、実況の中でもあまり呼び名が統一されてないので何言ってんだか状態になることもありますが、ここでは密集で統一しましょうか。

その密集は以下3分類に分けることができます。

スクラムに関しては、反則後のセットプレーとして行われるのでわかりやすいですが、ラックとモールはプレー中に発生する密集になります。

ではどんな密集がラックで、何がモールなんでしょうか?

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モールとラックの違い

難しい話を想像して身構えた方、大丈夫です!(笑)

違いは明確!

ボールが地面にあるか、そうでないか、です!

地面に置かれた状態がラック。ボールを持っているプレイヤーが立っている状態がモール、とも言い換えられますかね。

ボールを保持していても、寝てしまったらリリースしなければいけないので、この場合はモールにはなりません、ご注意を。

モールの成立条件

モールは最低3名で構成されます。

1対1でポールキャリアーが敵にぶつかったとします。

ボールキャリアーは身をよじって後ろの味方プレイヤーにボールを見せました。

そこに後ろの味方プレイヤーがフォローに入って味方ごと相手を押しました。

この状態が最低人数構成のモールになります。

実際には敵味方が仲間のフォローに入るので参加人数は増えていき、最終的に密集になります。

この時、モールを故意に崩すのは反則(モールコラプシング)になるので、押されたら押し返すしかディフエンス方法はありません。

またボールを停滞させてはいけないので、モールは常に動いている状態を作らなければいけません。

モールが成立したときに、レフェリーに注目してみてください。モールが止まった回数を数えているはずです。

モールは一度だけ押しなおすことが認められています。モールが1度止まったらレフェリーが1回とコールします。

再度押して、次にモールが止まったらボールをモールから出さなければいけません。

そしてボールが一回でもモールから離れたら、モール自体は解消になります。

モールの戦略

モールにはラックにないメリットがあります。

それは、モール自体を動かせることです!(ラックはボールを動かせません!)

きれいな形でモールを組めたら、そのままゴールラインまでもっていってしまえばいいのです。

なのでモールの使い道としては、ゴール付近でのラインアウトからのモールが圧倒的に多いですね。

ラインアウトはフォワードが既に集まっている状態なので、モールに移行しやすいのも理由だと思います。

また単純に押していると敵もディフエンスがしやすいので、モールで攻撃している側は、押す軸をずらしてモールを停滞させないように舵取りをしています。

これがいわゆるドライビングモール!

一連の動き、この動画ならわかりやすいかな? 一番前のプレイヤーが後ろで押す味方プレイヤーをうまく誘導していますよね。

これによって力の弱い場所に、味方の押す力を集めてモールを動かしトライを決めた例になります。

日本代表も、モールが得意?

日本代表は体格は他のチームと比較するとやや小さいので、力技は苦手と思いきや、このドライビングモールは結構得意なプレーだったりします。

ゴール前だと積極的に狙うオプションですね。

2015年ワールドカップの南ア戦でも、前半の終わりのほうでドライビングモール決まっていましたよね。

フォワードだけじゃなくてバックスもほとんど入っていたような、すごいモールでした。

単純に体格差だけではなく、モールの動きをコントロールすることに長けているからこそ、日本代表はモールを得意としているのですね。

なおかつ姿勢が低い! タックルスクラムなどコンタクトプレー全般に言えますが、姿勢が低いコンタクトは止められない!

オーストラリア戦で見せたモールも姿勢低くてよかったですね。

次のモールはたまらずコラプシングさせてましたから、日本はかなりモールがうまいチームなのでしょう!

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モールあるある

  • 作ったやつは浮く
  • 止めるほうはすごく大変
  • 当たるぞー⇒振り向くぞー⇒ガチッ(あれ振り向けない…?)⇒死亡
  • 押し始めたのに動けないときの絶望感
  • 押すためにウェーブを作るときの綱引き感は異常

モールは南アフリカやオーストラリアにも通用する、日本代表の必殺技になりつつあります。

これから控えているトンガ戦やフランス戦でも、得意のモールでトライを奪うことを期待しましょう!

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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