こんちわ、ナヲヤです。
のっけから痛そうなタイトルですみません。
ラグビーって痛そう!って思う人は多いかと思います。
実際、痛いです(真顔)
如何に痛い思いをしながら激戦を乗り越え、試合後は爽やかにふるまい、シャワー室で悶絶しているかを、今日は知ってもらえたらと思います。
嘘じゃないよ、ほんとだよ(笑)
どこまでが怪我だかわからなくなる世界
ラグビーでは、格闘技でもないのに人がろくな防具も無しにぶつかり合う不思議なスポーツです。
いつだったかのYahoo!知恵袋に、柔道家の方が、「受け身や手加減、傷付けあう可能性の前提が格闘技より希薄な分、ラグビーのほうが危険だと思う」と言っていて、大変印象的でした。
お互いルールの範疇で、真面目にプレーしていれば、そこまで大きな怪我をすることは無いと思いますが、やはり他のスポーツに比べて激しいということは自覚するべきでしょう。
当然そんなスポーツですから、試合のみならず、練習中にもその危険性は存在するのです。
擦り傷と打ち身はしない日が無い
練習していて、擦り傷や打ち身をしない日は無いと言っていいのではないでしょうか。
まず擦り傷。
ランパス中ずっこけて膝をすりむきました、なんてことはあまりないでしょうが、ラックの練習とか、タックルバックを使ったタックル練習の時は、よく肘や手の甲をすりむきます。
地面にこすってしまうこともあれば、他のプレイヤーの接触でできることもしばしば。
グラウンドの質も絡んできますから、砂っぽいグラウンドだと最悪です(笑)
タックルした後は手がタックルバック(サンドバックみたいな人の代わり)と地面の間で擦れてしまい、ひっかき傷のようなものがたくさんできます。
ラック練習の時は肘や膝をつくことがあるので、そこが擦り傷だらけになります。
しかも毎日のように同じ練習があるから傷の上に傷ができていつまでたっても治らない。。。
ラガーマンだった(orラガーマンかもしれない)人にあったら、手の甲を見せてもらってください。
よーく見ると細かい傷あとがたくさんあるはずです。耳や肩に次ぐ、ラガーマンの見分け方です(笑)
ただ、ほんとに毎日のようにできるので、よっぽどひどくない限り怪我とカウントすることは無いように思います(笑)
捻挫、脱臼、骨折
はい、だんだん穏やかじゃなくなってきました。。
ここまで来ると立派な怪我です。いくらラグビーでも、このレベルの怪我したら練習や試合止められます。
捻挫はラインアウトが乱れた時とか、コンタクトの瞬間に踏ん張ってなるとかが多かった気がします。
早めに冷やしてスパイクを脱がさないと、腫れはじめてからは悲惨です。痛くて脱げなくなったりします。。
脱臼は、癖になっている人が多い!
どうも脱臼というのは、初めてなってしまったときに適切な処置(はめて固めて冷やす)をしないと間接周りがゆるくなり、よく脱臼してしまう癖がついてしまうそうです。
ラグビーはタックルの時に当たりどころが悪く脱臼を起こしてしまう人がいるのですが、なってしまったら無理をせず完治するまでは練習を休まないと、その後も脱臼癖に悩まされる体質になってしまうので注意!
脱臼癖のある知り合いのラガーマンは、バンザイしたり寝返り打っただけで脱臼することがあるそうです。
癖がついている人は治すのも慣れているんで、傍から見るとそんなに深刻に見えず、下手するとコミカルにすら見えるのですが、
クッソ痛いそうです。
笑って差し上げないように。。。
骨折はまあレアですが、一年に一回は誰かがなる気がします。
みんな骨太なので、ボッキリ行きました、って人は見たことないんですが、ひびレベルは頻繁に起こります。
指とかだと気づかないやつすらいます。動かしづらいから病院行ったら指にひび入っていたとか。いや、気づけよ。。。鈍感力とかやかましいわ。
コンタクトで骨がダイレクトに当たると割と簡単にひび入ります。鎖骨とか、すねとかは多いですね。
試合中は気づかず元気に動き回っているのに、試合終了後エンドルフィンだかアドレナリンだかが切れて、のたうち回っている人をよく見かけます。
さっきまで走っていた人が試合後に急に歩けなくなりぶっ倒れて、よく見たらすねがめっちゃ腫れていました。救急車で搬送され、すねにひびが判明。
どうやって走っていたんですかね??
ほんとにこわい脳震とう
今でこそHIAと言って、脳震とうの疑いがある選手の一時退場を促すルールがありますが、昔はひどかった。。
頭打ったと分かれば、交代させられるので脳震とうであることを悟られないようにするやつもいたりしました。
明らかにふらふらしているとかありましたね。
これ、今は絶対やめてください!
選手生命どころか、生命そのものが危うい。
練習中でも起こりえますから、頭を打ったら、周りが止める、自己申告をする、きちんと休むを徹底してほしいです。
ほんとにこれ、お願いです。
怪我のときあるある
- ラグビーは痛い
- ラガーマンは痛くない訳ではない
- ラガーマンは痛いけど痛いと言わないだけ
- ラガーマン同士なら痛いってめっちゃ言う
- 擦り傷は気づかない
- 気づくのはシャワーやお風呂のとき
- 擦り傷に入った砂をたわしでおとすパワープレイ
- 手や足の爪が良く割れる
- かさぶたのうえにかさぶた
- 膝だけ毛が濃くなる
- ふとももの毛はタックル等でなくなる
- ヘッドキャップをたまたま外した日→頭打つ
- ショルダーパックをたまたま外した日→鎖骨折る
- 小さな傷をなめていると化膿して発熱
- 人工芝で調子こいてセービングして火傷
- 合宿の時は全身打ち身で寝返りが打てない
- 大切な試合でできた傷は割と覚えている
- ↑戦国武将ってこんな気持ちだったんかな?
試合後の選手に敬意を
敢えて痛い話したのは、そんな痛い思いをした選手がファンサービスをしていることに敬意を持ってほしかったからです。
試合は練習以上に負荷がかかっていますから、全身相当につらいのです。
別にこれは無名の高校生だろうが、トップ選手だろうが、痛いものは痛いのです。
それでも、その日集まってくれたラグビーファンのために、選手たちは声援に応えてくれているのです。
痛くてつらいけど、そんなそぶりを見せず、かっこいい姿を見せてくれる選手の背景を知っていたら、ファンサービスもまた違う面が見えてきませんか?
応援よろしくお願いします!
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