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ラグビーのポジション解説/#8 No.8編

ラグビーのポジション解説/#8 No.8編

こんちわ、ナヲヤです。

とうとうポジション解説もフォワード最後のNo.8(ナンバーエイト)まで来ました。

ここがポジションの折り返し地点。ここまでくればフォワードの役割は何となーくわかるレベルに達しています。

プレーの意味がわかりやすいバックス陣に対して、フォワードって何かみんな同じことしているように見える、敵に当たってばっかり、と思われがちなんですが、この機会にフォワードにどんなポジションがあって、どんな仕事をしているのかわかってもらえたらうれしいです。

フォワードが分かったら、もうラグビーのポジションは半分分かったも同然です!(と当たり前のことを言ってみるw)

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No.8の背番号

さあ、ここでクイズです。No.8の背番号は何番でしょう?

・・・

つまんないですよね、はい。。。何のひねりもなく、8番です。なにせ、ポジションの名前の由来が背番号だそうですから。

余談ですが、ラグビーの場合、野球のように選手個人に背番号が与えられるのではなく、ポジションで背番号が決まっています。

仮にいつもNo.8をやっている選手が、ある試合にフランカーで出場することになったら6番か7番のジャージを着ることになります。

No.8は絶対8番なのです(笑) (もちろん、先発以外の選手は除きますよ)

No.8の役割

スクラムでは最後列に位置し、ロックの後ろに陣取ります。スクラムの中のボールをキープする役割を担い、スクラムハーフとの連携や、時には自分でボールをキャリーし、敵にアタックをかけることもあります。

スクラムの最後列にいることで、フォワード全員を見渡すことが可能です。

ディフエンス時のスクラムではこれが重要で、スクラム中で敵の様子や陣形がわからない味方に状況を伝えることもあります。

なので、スクラム参加時は押すというより状況確認と伝達を担うことが多いと思います。

なのでNo.8はフォワードリーダーと呼ばれることが多いです。

アタックの際は、スクラムサイドをハーフ団と一緒に突いてみたり、あたりの強さからラインブレイク役として敵とコンタクトする役が多いです。

No.8にはどんな人が向いている?

超個人的な意見なのですが、すべてのポジションのプレイヤーを集めて、誰が一番身体能力が高いかで選ぶと、No.8の可能性が一番高いんじゃないかと思います。

ラグビーで必要なスキルを並べてみて、

  • パワー
  • スピード
  • 体力
  • 戦略眼
  • etc…

このすべての平均値が高いのがNo.8だと思っています。「ラグビー偏差値の高いプレイヤー」とでも表現しましょうか?

なのでNo.8がキャプテンを務めるケースは多いです。

フォワードを統率し、状況判断を下すクレバーな性格のプレイヤーがNo.8を担うべきでしょう。

スクラムからのブレイク(スクラムが解消されること)ではフランカーの次に早いので、タックルの機会も多いです。

なのでタックルスキルも高いものを求められますね。

なんだかNo.8が超人のように見えてきたと思います。No.8の持つ万能感は、ラグビーをプレーしたことのある人ならなんとなくわかってくれる気がします。

No.8の注目プレー

フロントロー(プロップフッカー)にはスクラムロックにはラインアウトと、専門的な仕事がありますが、No.8だけが行う、これといったプレーは実はありません。

しかし、No.8には全ポジション中最強のプレイヤーが君臨するポジションと私自身は考えています。

もう全部見てくれ!

…と、言ってしまうと見もフタもないので、ちょっと例を挙げますと。。。

やはり屈強なプレイヤーが多いので、敵へのアタック時のラインブレイク(防御線を破るプレー)は見どころですね。

日本代表のNo.8であるアマナキ・レレイ・マフィ選手フィジカルモンスターと呼ばれ、エディーHCからは「天の贈り物」とまで称された、典型的なラインブレイクを得意とするNo.8であると思います。

ブレイクダウン時の攻防が得意なサンウルブズのエドワード・カーク選手や突進突破のヴィリー・ブリッツ選手も、日本代表に呼びたいくらい、献身的で安定感のあるNo.8だと思います。

どちらも日本代表入りには意欲的だったと思うので今後が見逃せませんね。

No.8あるある

  • 冷静
  • 普段はおとなしいけどキレさせるとチームで一番ヤバい
  • コンタクトプレーが得意なので、できれば練習中絡みたくない
  • 外にウイングを残したNo.8がボールキャリーしてくると、「詰んだ」って思う
  • 大抵チーム内で一番ラグビーが好きなやつがやっている
  • その流れでキャプテンになる
  • 真面目
  • 普段言わない冗談を言うとびっくりされる
  • No.8「やっぱもっとコンタクトプレー練習しよう!」 他全員(なんでそんなやる気だしてるの。。。)
  • 重いのに速い。そして固い
  • やべ、No.8のところに突っ込んじゃった! →カチ上げられ無事死亡 (今は反則です)
  • 頼むから練習増やさないでほしい

さて、No.8まで解説が終了し、これですべてのフォワードの解説が出そろいました。

フォワードの役割はばっちりでしょうか?

次回からはバックスの解説に入ります。次回はスクラムハーフを解説します。

ラグビーのポジション解説/#9 スクラムハーフ編

各ポジション解説のリンクはこちら。

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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