こんちわ、ナヲヤです。
突然ですが、ラグビーのポジションって皆さんご存知ですか?
ラグビーのポジションってほかのスポーツ以上に、個性的で、役割が細かくて、それを知っただけでもすごく面白いんです。
全てのポジションが同じことをしているわけじゃなくて明確に役割が決まっている。
これはもう勉強するしかないですよね!
ここでは、ラグビーのポジションを主要選手や役割とともにわかりやすく説明することを心がけます。
第一弾はプロップ!ラグビーでの最前列を担うプロップとは、一体どんなポジションなのか、徹底解説いたします!
プロップの背番号
背番号は1番と3番です。試合前の選手紹介ではほぼ最初に紹介されます。1番の選手は左プロップ、3番の選手は右プロップと呼ばれることが多いです。
スクラムの組み方で、1番の選手は右肩にのみ相手と接触するのに対し、3番の選手は両肩が相手選手と接触するので、
- 1番(左プロップ) →ルースヘッドプロップ
- 3番(右プロップ) →タイトヘッドプロップ
と呼ぶこともあります。
「なんで2番とばして3番なの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、2番はフッカーと言ってまた少し違うポジションなので次の機会に(笑)
プロップの役割
プロップの役割は何といっても、
スクラム!
これに尽きると思います。プロップはスクラムの陣形でも最前列に位置し、相手との接合点となります。もともとプロップという名称も、「支柱」という意味が由来になっています。
まさにスクラムの支柱として、チームを支える縁の下の力持ち的なポジションです。
スクラムに関しては以下の記事をどうぞ!!
プロップってどんな人が向いているの?
これを言っちゃうと身もフタもないんですけど、、、敢えて言っちゃいますね。。
体重が重い人です。デブって言うんじゃねーよ!!デブじゃねーんだよ!!
やっぱりスクラムは重いほうが押されづらく有利になります。プロップになった人はコーチとかチームメイトに体重増やせって言われまくります。
少しでも痩せようものなら、「ちゃんと食べてる?」「失恋でもしたの?」「病気?」「ていうか食えよ!」「痩せてモテるとでも思ってんの?」等々、ウザいくらいに心配されるのが特徴です。(笑)
まあ、スクラムは体重だけで勝てるほど単純なものでもないのです。
押され負けないように、首、背中、下半身の筋力は重要でしょう。
特に首は強靭でないと、あっという間に敵選手に有利なポジションを取られ、スクラムに押し負けてしまいます。
なのでプロップは結構えげつない首の筋トレを行っていることが多いです。ダンベルにヒモつけてそれ咥えて頷きまくるとか。体重が重いほうがいいとは言え、脂肪だけで太っても今度は運動量が損なわれてしまうのでほぼ筋肉で体重を維持しているといってもいいでしょう。
実際1試合終わると筋肉の消耗で数キロ痩せてしまう選手もいます。
それを維持するために筋トレで消耗分を賄う。そうでないと、あの体を維持できないので、運動不足の体とは全く違うんです。
最近のラグビーでは、プロップも豊富な運動量が求められていて、多くのプロップのトッププレイヤーはこれでもか!ってほどフィールド内を縦横無尽に動きまくります。
パナソニックワイルドナイツの稲垣選手などは日本選手の中でも典型的な運動量豊富なプロップであるといえるでしょう。
ちなみに、1番と3番の身長は近いほうがいいという話があります。
これはスクラムを押すときに2人の身長が大きく違うと相手にうまく力が伝わらないからです。
試合前の選手紹介の際に注目すると、通っぽくなれるかもしれませんよ(笑)
プロップの注目プレー
プロップの晴れ舞台は何といってもスクラム!
スクラムを組む際のセットの瞬間の駆け引きは、プロップ好きの醍醐味でしょう。
両チームのプロップはセットの際、少しでも有利な態勢でスクラムを組むために
- 進入角度(首)
- 姿勢の低さ
- タイミング
などを計算しています。もしこれらの点がうまくいかなかった場合は、うまくスクラムを崩してセットやり直しを誘発させるスキルも必要です。
これは故意に行うと反則になるプレーなので、いかに自然に、不可抗力で起きたように審判に見せるかはプロップの腕の見せ所です。
。。。プロップはなんか嫌な奴に見えてきましたか?
うまいプロップは演技力もオスカー並みです(笑)
ちなみに、スクラム時にプロップがどんなことを考えてプレーしているのか知りたい人はこの本をどうぞ!
RWC2015で日本が戦った試合を題材に、試合のポイントとなったスクラムを、プロップの視点で描いています。
ちなみに著者の松瀬さんもプロップ経験者。
スクラムにかける情熱は並大抵のものではありません。
一見、力と力の押し合いに見えるスクラムですが、実はその裏で緻密な頭脳戦が繰り広げられていることをぜひ、皆さんに知ってほしいです!
大きな体を活かしたラインブレイクもプロップの魅力です。
よくゴールライン手前で密集になり、防御ライン(=ゴールライン)を大きな選手が何度も当たって崩そうとするシーンを目にすると思います。
FW主体の力業の展開になった時もプロップが活躍できるシーンになるでしょう。
目の前でそんな展開になったら迫力満点ですよ!!
プロップあるある
- 独走状態になると観客から笑われる
なぜか生暖かい声援が送られることがあり、トライを決めたプロップも複雑な気持ちになる
- 大盛り頼んだ覚えがないのに、ごはんが大盛りになっている
- キックの練習をしているのを監督に見つかって怒られる
- ひょうきんで面白い人が多い
- 基本的に優しい人が多い
- なのに「クソヒゲゴリラ」とかヒドイあだ名を付けられる選手がいる
- 首回りが異常に太くなり、シャツが合わなくなる
- 細いプロップがいるチームは、選手不足が課題
こんな調子でラグビーの各ポジションを解説していこうと思っています!
このブログを通じて、ラグビーの各ポジションが身近なものになったらいいなと思います。
次回はフッカーを解説します!
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