こんちわ、ナヲヤです。
フォワードのことをまず学ぼうだなんて、なんて渋い趣味でしょう(笑)
今回はそのフロントロー(プロップ&フッカーのこと)を支える、「ロック」の紹介をします!
今回の解説は非常に気合が入ります! 何故かっていうと、私のポジションがロックだったからです(笑)
ロックの背番号
ロックの背番号は4番と5番、プロップ同様に2人います。
4番が左ロック、5番が右ロックですが、プロップのルースヘッド云々のような呼び名は聞いたことがありません。
もし何か知っている人がいたら教えてください!
ポジションとしては、スクラムの際にプロップ&フッカーのお尻を後ろから支え、押す場所にいます。
後ろから前の3人を束ね、ロック同志でお互いを密着させ、がっちりとスクラムを「ロック」することが、このポジションの名前の由来となっています。
ロックの役割
まずはスクラムですね。ロックは直接敵と接触するのではなく、前述のように前の3人のお尻を押す形になります。
スクラムの中でのロックの役割は主に、前のプロップを支え、後ろからの力をプロップに伝えることです。
ロックがしっかりしていると、スクラムが強くなるといわれています。
フロントローの力もさることながら、セカンドロー(ロック2名のこと)もスクラムの中で押す力、耐える力をプロップに伝えるべく、踏ん張っているのです。
楽してると思われがちですが…(恨み言)
さて、ロックが目立つ役割はほかにもあります。
一つはラインアウト。(女子しか写真なかった。。)
サッカーでいうところのスローインに相当するプレーで、タッチライン(横の線)から出たボールを投げ入れる奴です。
写真の中で下の人に支えられて飛んでいる人がいますが、この役目を負うのはロックが多いです。ジャンパーと言われます。(ポジション名ではないです)
最近はロックも体重が求められるので、持ち上げやすい、違うポジションのプレイヤー(たとえばフランカーなど)が務めるケースもあります。なので一概にロックの仕事っていうわけでもないんですけどね。
試合中、なかなかスポットライトを浴びることのないロックですから、ラインアウトくらい目立たせてあげてください、というのがロック経験者のボヤキです(笑)
中には「ジャンパーはプレッシャーかかるからいや」という奇特なロックの人もいるかもしれませんけど(笑)
ラインアウトに関してはこちらの記事をどうぞ!
ロックにはどんな人が向いている?
ではどんな人がロックを務めたらいいでしょうか?
ロックが求められるのはずばり「身長」です!
チームメンバー集めて背の順にして大きいほうから2人がなります!
大体ほとんどこのケースのはずです(笑)そういう意味では求められるものが単純明快な分、決めやすいポジションでもありそうです。
では、なんで身長が高いほうがいいのか?
一つはラインアウトで高さを確保するため、というのが大きいです。
またキックオフの際のボール確保も処理することが多いので、空中にあるボールに早く近づけるよう、背の高い人が求められます。
さらにもう一つ、スクラムは縦に長い方が有利、という説があります。
スクラム真ん中に位置するロックが大きいことで、スクラムの縦の長さが増し、よりスクラムが安定する、といった具合です。
学生の頃のチームでは180cm以上のプレイヤーが多かったと思います。
私は180cm無かったのですが、平均身長の小さいチームにいたため、ロックとなってしまいました。。。ちょっと恥ずかしかったです。。。
ロックの注目プレー
試合開始時のキックオフで手前側を狙われたときは、ロックが目立つチャンスです!
ボールを確保しそのまま敵チームにガツンと当たるロックのコンタクトは、その後のコンタクトプレーの強さを計るうえでも重要なプレーになります。
ラインアウトの空中戦も注目してください。高さを持つロックはラインアウトを制します。あの瞬間は、自分が巨人になったみたいですごくきもちいいんですよね~。(笑)
最後は何といっても、突進力! チームの中で最も体の大きい人がなることが多いので、ロックがボールを持って敵陣を駆けるときは圧巻です。
サントリーサンゴリアスの真壁選手や、ヤマハ発動機ジュビロのヘル・ウヴェ選手の突進はまるで重戦車のようです。
ロックに興味が出たら、ぜひこの2人はチェックしてみてください。
ロックあるある
- 基本目立たない
- 目立たない割に運動量が多い
- ディフエンス時は相手のロックをマークすることになるので、相手が自分よりでかいと絶望的な気分になる
- スクラムで勝つ「プロップ頑張ったな!」、スクラム押される「ロックがしっかりしないからだぞ!」←???
- ラインアウトでリフター(持ち上げる人)に「重いから痩せろ」と言われる
- 雑なリフターのせいでラインアウトから転落することがある
- みんなと違う、硬いパンツを履かされる(ラインアウトの時持ちづらいから)
- なぜか流れるロックのホモ疑惑
- スクラムが解消になるけど腕が抜けない
- プロップに「あ、漏れそう・・・」と笑えない冗談を飛ばされ激高
- オーバーやタックルが高いと文句言われるが、お前らが低いんだよ
ロック編いかがでしたでしょうか?
フロントロー、セカンドローを語れるとかなりラグビー通っぽいので、このページ一夜漬けしてバンバントップリーグ見に行きましょう!
え、まだポジションほとんど分かんないって?
大丈夫、アナタは一番わかりづらいポジションはもうクリアしました!(笑)
次はフランカーを紹介します!
各ポジション解説のリンクはこちら。
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