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ラグビーのポジション解説/#2 フッカー編

ラグビーのポジション解説/#2 フッカー編

こんちわ、ナヲヤです。

今回は前回のプロップ解説に引き続き、同じFWのポジションであるフッカーの解説をします。

プロップ同様、スクラムを語るうえで欠かせないポジションです。

プロップとフッカーの役割がわかるとスクラムがグッと面白くなると思いますよ!

それではフッカー解説どうぞ!!

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フッカーの背番号

フッカーは背番号2番の選手です。スクラムの時には最前列の1番と3番に挟まれ、真ん中に位置取る選手です。

「フッカー」という名前の由来は、スクラム時に投入されたボールを足で掻き出して、スクラム後方にボールを送る「フッキング」というフッカー独特のプレーから来ています。

フッカーの役割

プロップとどう違うのさ?」と思いましたか?

お察しの通り、役割はプロップに近いものがあります。

スクラムでは最前列に位置して、プロップ同様、相手を押す要にもなります。

ですがスクラムの中で、フッカーにはプロップにないプレーをしています。

それが「フッキング」です。

自チームボールのスクラムでは、相手に押され負けないようスクラムを維持しつつ、ボールをスクラム後方まで送り届けなければいけません。

スクラムに投入されたボールを最初に蹴りだすのが、フッカーの役割です。

こんなイメージ↓ スクラムでボールがなぜ後ろに来るかわかりましたね(笑)一見、単純なプレーに思えるかもしれませんが、結構大変なプレーで技術が必要です。

イラストの中では省略していますが、スクラムなので当然、敵からは押されています。

敵からの圧を受けながらスクラムハーフと息を合わせ、ボールインのタイミングを見計らい、ボールを掻き出さなくてはいけません。

そして、フッカーにはスクラムの舵取りをする役割もあります。

うまいフッカーはフロントロー(プロップ&フッカーのこと)をうまく動かし、敵より有利なスクラムを維持しようとしています。

ボールを安全に確保するため、スクラムをコントロールしつつボールをキープする。

フッカーは、そんな器用さが求められるポジションなのです。

余談ですが、スクラム失敗すると味方から大ブーイングです。

何せ相手が反則したからスクラムなのに、失敗してボール取られたら、味方は反則されたうえに、ピンチになるという、精神的に最悪な状況を迎えますから。。

スクラムはおおきなプレッシャーのうえで成り立っているんですよ(笑)

スクラム以外だと、フッカーはラインアウト(サッカーでいうスローインのようなもの)時にスローワー(投げる人)を務めることが多いです。

これ、別にフッカーがやらなくてはいけないという決まりがあるわけではないのですが、なぜかフッカーが多いです。

何故でしょう? 器用な人が多いからかな? 知っている人がいたら教えてください。(私がいたチームではフランカーがやっていたこともありました)

フッカーにはどんな人が向いている?

何度か上述していますが、プロップ的な体格要素(体重、筋力)に加え、やはり「器用さ」が重視されると思います。

パナソニックワイルドナイツの堀江選手とか、キヤノンイーグルスの庭井選手など、近代ラグビーのフッカーは素晴らしく器用なプレーで魅せてくれます。

例えばボールキャリアー(ボールを持っている人)としてのラインブレイクは、バックス顔負けのステップを見せたり。

かと思えばブレイクダウン(ボールに密集している状態のこと)の時に素早く侵入してボール確保してしまったり。

スピードやパワーを兼ね備え、ラグビーに必要なスキルを横断的に持っている。そんなイメージがフッカーにはあります。

体格としては、プロップに比べ身長の低いケースが多いです。

これは、身長がほぼ同じの両プロップに対し、それより低いフッカーを配置することで、押す力がプロップに集中するようにするためと言われています。

フッカーはスクラムでフッキングをしなければならないので、動きやすいよう負荷分散をしてあげているのです。

フッカーの注目プレー

これはやっぱりスクラムですね!

プロップとはまた違ったプレーを求められているので、スクラムが成功したときは「お、フッカーいい仕事したなー」とか言うと通っぽくなれるかもしれません(笑)

ラックなどの密集時にいち早く到達するフッカーもまた魅力的です。

果敢に密集に飛び込みマイボールを確保したら「やるな、フッカー」とにやついてあげてください。

地味なプレーですが、そういうところ見ていてもらえると、FW全体がうれしくなるんです(笑)

フッカーあるある

  • FWの中では小さい
  • フッカーは小さくても体格ががっちりしているので、当たるときなめていると轢かれる
  • あだ名が「豆タンク」になりがち
  • プロップがいじられキャラだと、いじるのは大抵フッカー
  • 器用な人が多いので、けが人がでるとそのポジションの穴埋めをさせられる
  • FWに限らず、BKもやらされる
  • しかも代役なのにトライとっちゃったりして、レギュラーが自信無くす
  • Sな人が多い
  • スクラムの時、押されてよく浮く

いかがでしたでしょうか? これでフロントロー(プロップ&フッカー)の役割はばっちりですか?

しょっぱなからフロントロー語れちゃうなんて、ラグビーマニアまっしぐらのエリートコース進んでますよアナタ(笑)

ぜひそのペースで日本のラグビーファンをけん引しちゃってください!

次回はロック(4番、5番)を解説します!

ラグビーのポジション解説/#4~5 ロック編

各ポジションへのリンクはこちら。

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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コメント & トラックバック

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  1. フッカーがラインアウトのスローワーを務めることが多い理由は、フッカーが器用な人が多いからというのも理由の1つですが、ラインアウトの高さとスピードを出すためにジャンパーに背が高い選手(ロックや、場合によってはフランカー、ナンバーエイト)を起用したり、リフターに力の強い選手(プロップやロックやナンバーエイト)を起用すると結果的に背が低いフッカーはスローワーに回ることが多いからというのもあります。当然、選手の体格や適正によってはフッカーがスローワーにならないこともあります。

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