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ラグビーのポジション解説/#15 フルバック編

ラグビーのポジション解説/#15 フルバック編

こんちわ、ナヲヤです。

さあ、いよいよ最後のポジション解説です。長かったー(笑)

今回はフルバックの紹介をします。

これでポジション解説はすべて出そろいます。

見てくれた人がポジションの役割バッチリで週末のラグビーを観戦できるように、最後も気合入れて解説します。

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フルバックの背番号

フルバックは15番です。陣形でも、全プレイヤーの最後尾に位置します。

名前の由来も、一番後ろにいるから「フルバック」

分かりやすいですねー!

フルバックの役割

一番後ろのポジションです。サッカーでいうとゴールキーパーの位置ですが、全く違います(笑)当たり前ですけど(笑)

フルバックは最後列の位置にあり、ディフエンス上の最後の砦として機能することが多いです。

立ち位置としてはディフエンスラインの後ろにいることが多いので、もしラインが突破された場合、フルバックが抜けてきた選手を止めることになります。

フルバックの後ろにはもう誰もいないので、フルバックが抜かれる=トライです。

これは責任重大ですね! フルバック的には「その前に止めろよ」って思っているかもしれませんけど(笑)

ウイングと同様に、キック処理も担います。

ウイングが左右にいて、フルバックが真ん中になり、3人で自陣後方に飛んできたキックをキャッチします。

キックを蹴り返すことも多いです。また自身でカウンターアタックを狙うこともあります。

攻撃時はどうでしょうか?

バックスがラインを組んで攻め上がるときは、フルバックがライン参加することがあります。

フルバックはラインを後ろから見られるので、敵のディフエンスの手薄なところが見つかったら、後ろからそこに突っ込むなど、自由な攻撃が可能です。

自分でラインを突破したり、自分に敵のディフエンスを集めてウイングへのディフエンスを薄くしたり、臨機応変な動き方を求められます。

どんな人がフルバックに向いている?

ディフエンスのセンスがある人が向いていると思います。

ラインブレイクされそうなときは、敵にスペースを与えないためにすぐにリカバリーに入る必要がありますが、うまいフルバックはその間合いの詰め方が絶妙です。

少しでも敵が味方に当たっていれば、スピードは殺されていて体勢も崩れているのでディフエンス側のタックルチャンスです。できるフルバックはそこを見逃さなさい。

逆にそこで判断が遅れてしまうと敵は体勢を立て直し、再びスピードに乗ってくるので止めづらくなってしまいます。

全てのディフエンスに言えることですが、とにかく相手にスペースを与えないことが肝要です。

自分がボールを持っているときはいかにうまく自分の前にスペースを作るか、ディフエンスの時は敵にスペースを与えないか、フルバックは意識していると思います。

ディフエンス時は1stタックラーに目が行きがちになりますが、その後ろでフルバックがどのように動いているか見てみてください。

またタックルは特に横の動きに強いタックルができる人が向いていると思います。

フルバックがタックルに行くケースは、ラインが破られている状況が多いと思います。

横の味方プレイヤーはいないか、いたとしても遠いと思うのであてにはできません。

敵もディフエンスを抜けたところなので、スペースがあるところに走るでしょう。フルバックに当たりに行くのは避けたいと思います。

となると狙われるのは正面でなく、横。横へのタックルも間合いの取り方が重要なので、自分の守備範囲の広さを正確に把握していることが求められるでしょう。

タックルに関しては以下の記事をどうぞ!

ラグビーのタックルってどうやるの? 痛い?

攻撃の際は、広い視野を持って相手の弱点を探り、その弱点を広げるような攻撃参加が必要です。

フルバックは唯一、敵味方すべてのプレイヤーが見えるポジションです。

フィールドの状況判断力は全ポジション中No.1なのではないでしょうか?

フルバックの注目プレー

フルバックが活躍するのはちょっとピンチな時が多いのですが(笑)、トライセーブタックルは熱いですね!

2015年ワールドカップの日本vsスコットランド戦、前半終了間際に五郎丸選手が決めてくれました。

「もうだめだ!」と思ってしまうような局面でも横から飛び出してきて相手を止めてくれる。

もうヒーローですね! これは(笑)

サントリーサンゴリアスの松島選手のように、キック処理からの果敢なカウンターアタックでチャンスを作るプレーもフルバックならではです。

スペースを与えた時の松島選手は本当に怖い! しかもディフエンス1人では止まらないですから、複数人巻き込める。

上手くいけば長い独走シーンが見られるかもしれません。

攻守ともに、注目プレーが見逃せないフルバックです。

フルバックあるある

  • ひま
  • ボーっとしているとキック狙われる
  • マーク!→ノックオン→味方からの罵声
  • ディフエンスに指示出しすぎて嫌われる
  • 22mラインぎりぎりで蹴ったつもりがダイレクトタッチ
  • 基本、ディフエンスが1対1なので半端ないプレッシャー
  • できればディフエンスラインで何とかしてほしい
  • なんでそこにいるの? っていう場所からタックル決めてくるすごいやつがたまにいる

以上、フルバックの解説でした!

これで全ポジションの解説が終了しました。いかがでしたでしょうか?

なんとか週末までにポジションをそろえたかったので、何とかなってよかったです。

これらページは都度更新していこうと思っているので、気が向いたときにまた来てくださいね。

今後はラグビーのルール、戦術、歴史、文化などを紹介していければと思います。

一応プロップまで戻しときますね(笑)

ラグビーのポジション解説/#1&3 プロップ編

各ポジション解説のリンクはこちら。

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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