webよせなべ

ラグビーと趣味、時々実益のブログ

ラグビーのポジション解説/#12~13 センター編

ラグビーのポジション解説/#12~13 センター編

こんにわ、ナヲヤです。

今回はセンターの紹介をします!

バックス編もだいぶ佳境に入ってまいりました。バックスはみんなライン(攻撃や防御のときの並んだ陣形)でどんなことをしようとしているのか、徐々にわかってきましたでしょうか?

ポジション解説、もう少しお付き合いください!

スポンサードリンク




センターの背番号

センターの背番号は12番13番です。ウイング同様に2人いるポジションです。

ウイングとセンターは、合わせて「スリークォーターバックス」と呼ばれるのですが、4人を並べると中央に来るので「センター」と呼ばれています。

位置的にはスタンドオフからのパスを受けるところにいます。

左右の区別として

という呼び方もあります。

センターの役割

スタンドオフからのパスを受け取ることが多いセンターですが、センターには以下のような選択をします。

などなど。順を追って説明しますねー。

ポイントを作る

例えばパスを受けたタイミングで割と敵に近いときは、そのまま敵に当たりポイント(密集)を形成することが多いです。

無理にパスをしてしまうと、ウイングが何もできなくなってしまったり、ひどいとインターセプト(敵のパスを奪うこと)を狙われます。

そうならないよう、一度ポイント(密集)を作って攻撃ラインを引き直す、などの選択をします。

トップレベルのディフエンスは上がってくるスピードも速いので、このケースは最も多いんじゃないかと思います。

ウイングにパス

敵との間に十分なスペースがあるとき、またウイングに対するディフエンスが手薄な場合は、外のプレイヤーまで素早くパスを回すことで有利になります。

こんな時は、スタンドオフからもらったボールを素早く展開。場合によっては間にいるプレイヤーを飛ばしてパスしたりします。

南アフリカ戦の最後の攻撃では、立川選手がマフィ選手まで飛ばしてパスしていましたね。あんなイメージでチャンスの時に見られるシーンです。

敵の裏へキック

あんまりその機会は無いかもしれませんが、ディフエンスラインが中途半端に上がってきていて、相手のウイングフルバックとの間にスペースがあったり、または全員上がっていて、敵の後ろにスペースがある場合、キックを狙うことが有効になる状況があります。

落としどころが良ければ、ウイングにボール確保してもらうことで大ゲイン(陣地奪回)につながります。

ゴロパント(ボールを転がすキック)を狙うことが多いですね。

サインプレー

センターから起点になって動くことはあまりないと思いますが、サインプレーの中の一環で、スタンドオフとクロス(交差するように動く)や大外に回るなどの動きで敵ディフエンスをかく乱することがあります。

サインプレーに関しては以下の記事をどうぞ!

ラグビーのいろいろなサインプレー紹介/敵のダマシかたの話

===

これらのように、攻撃の中間時で判断をする役目がセンターの主な仕事です。

どんな人がセンターに向いている?

バックスの中では、オフェンス時のコンタクトプレー(敵に当たること)がうまいことは必須条件です。

上述のように、バックスの中ではコンタクトの機会が多いポジションです。敵にぶつかるときも、前進の力を殺さないように前のめりにぶつかれる強さが必要です。

相手のタックルで後退してしまうと、どうしても攻撃のテンポがずらされ、相手のディフエンスがそろってしまうんですよね。

そうならないよう、センターは敵に当たるときに半身ずらしたり、低い体勢で捕まらないように当たったりと、いろいろな工夫をしています。

また敵に近い状況でパスをする場面が多いです。ウイングなど遠い場所にいるプレイヤーへのパスも多いので、シビアな状況でも正確なパスができることが必要だと思います。

キックの局面も多いので、狙ったところに落とせる、転がせるなどのキックができると最強です。

ここまでは、センターのオフェンスの話をしましたが、ひっくり返すとセンターはこれらの攻撃をさせないためのディフェンスが必要、ということになります。

ディフエンス時は、相手に好きにさせないように素早い上がりで間を詰めることと、相手に前進されない強いタックルが必要になります。

バックスの中ではコンタクトプレーが多いポジションなので、がっちりした人が多い印象ですね。

参考記事!!

ラグビーのパスってどう投げるの?/取り損ねた石鹸と、弾丸の話

難解!なんでどうして今蹴った!?ラグビーのキックにはどんな意味があるの?

ラグビーのタックルってどうやるの? 痛い?

センターの注目プレー

センターは攻撃において、ラインブレイク(防御線を破ること)を求められるポジションです。

注目プレーとして推したいのは、力強いランとコンタクトですね!

スピードで抜き去るウイングに対し、センターはパワーでディフエンスを削るイメージがあります。

相手のディフエンスをジリジリと後退させながら、チャンスを作るためにコンタクトを繰り返す。センターにはそんな職人気質な魅力を感じます。

また意表を突くキックも魅力です。

センターの蹴ったキックが敵味方イーブンな状態になった時のチェイス(キックされたボールを追うこと)は最高にスリリングです。

キッキングラグビーを強化している日本代表やサンウルブズの試合でよく目にできると思いますよ!

そして最後は何といってもタックル

相手に楽な攻撃をさせない前進タックルが出たらテンションMAXですよ! 攻撃側を弱気にさせるようなタックルができるセンターに注目してみてください。

センターあるある

  • よくけがをする
  • 夏の終わりの菅平でよく死亡している
  • だからセンターを誰もやりたがらなくなる
  • そしてなぜかフランカーがセンターに回される
  • 結果、フランカーも死ぬ
  • 時折、変な走り方のセンターに遭遇する
  • なのに速いから気持ち悪がられる
  • 比較的バックスはもてやすいが、センターは微妙
  • ばんそうこうは友達
  • 肉離れは親戚
  • テーピングでミイラ男に
  • 痛覚を置き忘れたようなやつがいる

センター解説いかがでしたでしょうか?

ポジション解説も残すところ、最後のフルバックとなりました。最後までお付き合いいただければと思います。

ラグビーのポジション解説/#15 フルバック編

各ポジション解説のリンクはこちら。

ラグビーポジション解説/当サイトリンク‎一覧

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

応援よろしくお願いします!

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top