こんちわ、ナヲヤです。
ウインドウマンスもひとまず落ち着きましたが、ダンカーターが日本来たり、エディーが年間最優秀コーチに選ばれたりと、ニュースに事欠かないラグビー周辺の皆様方、いかがお過ごしでしょうか。
今日は少し趣向を変えまして、ラグビーのネタ話をしようと思います。
経験者はあるある、と。最近ラグビーに触れた人は、十分お気を付けいただきたい話ですので、ぜひ見ていってください。
もくじ
ラグビーをやるきっかけ
日本において、子供がまず真っ先にやるスポーツとしては、ラグビーの優先度はそんなに高くないんじゃないかなと思います。
それは、今の日本のラグビーの競技人口を思えばご納得いただけるでしょう。
代表レベルになると4~5歳から始めました、なんて話も聞きますが、大抵父親とか親戚に大好きな人がいて引っ張り込まれた、って類の話で、なかなか一般の人にはラグビーに触れる環境すらないのが普通ですよね。
中には清宮君みたいな例もありますし(笑)
多くの普通のラガーマンは、中学や高校あたりからラグビーを始めます。
よほどの強豪校など、選手が自然に集まる高校は稀です(笑)
多少ブームになっている今でさえ、部員が少ないと言っているくらいですから、勧誘は熾烈です(笑)
なるべくでかいやつ、とか足早いやつとか、贅沢言わず声をかけることになります。
「ねえラグビーしない?」と言って強引にボールを握らせる。
とにかく「体格いいね」とほめちぎる。
女子マネに声をかけさせる 等々(笑)
ラグビーの道に引きずり込むためにはなりふり構っていられないのです。
- 中学までやっていたスポーツ(野球、サッカーなど)に飽きたやつ
- 元々ラグビーやっていたやつ
- ラグビーやってた友達に誘われたやつ ←わたしがこのパターン
- 部活決めずにもたもたしていたノッポやふくよかなやつ
などがワインの瓶の澱のように、ラグビー部へと溜まっていくのです(笑)
いざ入部
入部届を出した瞬間に、優しかった先輩たちはキバを剥きます(笑)
なんだかよくわからないうちに練習準備を命じられたり、グラウンドの隅っこで首や上半身の筋トレをさせられたりが始まります。
最初からボールを触らせてもらえると思ったら大間違い(笑)
最初はひたすら筋トレです。危なくないように、という建前付きです。(実際そうかもしれんけどねw)
下手するとここで何人か抜けることがあります(笑)
ボールが触れるようになるとひたすらパスのキャッチボール。様になってきたらようやく先輩たちのランパスに付き合うことになります。
コンタクトプレーと出会う
2~3週間くらいすると、モールやラック、タックルなどのコンタクトプレーの練習に入れてもらえるようになります。
「あれ、ラグビーって痛いぞ?」と思うのがこの時期です(笑)
ランパスがきれいにできるようになると一端のラガーマン気取りができますが、コンタクトを知らずしてラグビーを語るなかれ。
なんかサンドバッグみたいなやつに当たらされたり、先輩のタックルを受けて吹っ飛んだり(笑)
最初は怖くて上手くできません。コンタクト練習のある曜日が嫌でしょうがない時期も出来たりします。
GWを超えると、最初に選んだ部活が合わなかったやつなどの入部があったりしますが、その分出ていくやつもいたり、入ってもすぐやめたりと、無駄に部員の増減が起こります(笑)
その辺を乗り越えて梅雨の筋トレ地獄~夏合宿を迎えるあたりで新人さんが練習試合にデビューしたりします。
ここまで続いたら、まあ高校三年間くらいは何とかもつでしょう(笑)
いつの間にやらギョーザ耳に
初めは怖かったタックルがいつの間にか快感になるやつがいます。
フォワードになったやつ、特にフロントローやセカンドローになったやつはひたすらスクラムの練習を課されます。
こいつらは、ひたすらコンタクトプレーの練習を続けることで、耳が潰れいわゆるギョーザ耳になります。
私もギョーザほどではないですが、右耳がやや変形してイヤホンが付けづらくなっています(笑)
また首や肩の筋肉を使うので、一般の人ではそんなに鍛えたりしない箇所が強くなることで異様な姿になっていきます(笑)
まあそれは練習を真面目にやってきた証拠なので、まったくもって恥じることではないんですが。
これがのちの悲劇を招くことになります(笑)
大学生になったら、俺遊ぼうと思うんですよ(死亡フラグ)
ラグビーをまがりなりにも高校三年間続けると、よほど好きでもない限り、割とおなか一杯になるやつが出てきます。
高校での引退を終えて、一気に受験に入り、何とか受かる(浪人を経てもあるけど)と、ラグビーじゃなくて普通の大学生として青春を謳歌したいという気持ちになってもおかしくありません。
桜が舞っているキャンパスの中、新入生歓迎会などを冷かしておりますと。。
いました、ラグビー部(サークル)です。
テニスサークルと並ぶと、チンピラにしか見えないふてぶてしい男共がパイプ椅子に座ってやる気なさそうに「ラグビーいかがっすかあ」と声をかけています。
「ああ、おれはもうあっちの人間じゃないのだ」
そんな淡いラグビーへの未練(そんなもんねえけど)を振り切るようにその場を足早に去ろうとすると。。。
「あ、君ラグビーやってたでしょ?」
チンピラに声をかけられるのです(笑)
ラガーマンは基本的に、とっさに嘘が付けるほど賢くないので大抵こう答えます。
「え? なんで分かったんすか?」
「すぐわかるよ、ちょっと話をしない?」
こうして、大学は彼女でも作ってはっちゃけようと思っていた元高校ラガーマンは、ヤ〇ザの事務所に呼ばれるがごとく脇を固められ、勧誘用の長机で刑事に取り調べを受けるようにラグビー経験を根掘り葉掘り聞かれ、最後は芸術的価値のないツボを先祖の霊のために買わされる人のように、入部届にサインをすることになるのです。
現役に引き戻されるラガーマンの出来上がりです。
かんたん! ラガーマンの見分け方
さて、勧誘していた先輩ラガーマンはなぜ新入生がラガーマンだったと分かったのでしょうか?
ヒントは、耳と首と肩だよ~。
…
…
…
さて、正解は~。
ただのハッタリでしたー。
きゃーひどーい。わーわー。
( ^ω^)・・・
慣れないことするもんじゃないですね(笑)
反省しています。すみません(笑)
もちろん、耳や首回りの筋肉でラグビーやってそうな奴を見分けたりも経験者ならある程度できます。
ちょっと変わり種ではファッションとかでもなんとかなります。カンタベリー着てるとか、足がパツパツなのにウエストブカブカなボトムを履いているとか。
が、大抵勧誘の際は手あたり次第、
「君ラグビーやってたでしょ?」と聞けば、経験者なら「え、なんで分かったんですか?」って答える悲しい性があるのですぐわかっちゃうのです。
なんて、悲しい(アホな)世界なんでしょう。。(笑)
別に外れたら外れたで、「えー違うの? ならラグビーやってみない? 向いていると思うよ」とか言っておけば何とかなるので、質問する方にとっては何でもない訳です(笑)
ちなみに日本代表の大野均選手はこの方法に引っ掛かり、ラグビーを大学から始めて名選手になりました(笑)
いつの時代からあるか知りませんけど、大学でもラグビーを続けちゃう奴は、この継ぎ足し秘伝たれのような古典的勧誘に引っかかり続け、日本ラグビーの歴史を支えてきたのです(笑)
見事なまでにどこの大学でもやってますからね(笑)
大学ではラグビーをしないと決めている高校生経験者君。
ここを見ていたら注意なさい(笑)
ラグビーやっていたとバレるのは、実はうれしい(笑)
↑たぶんこんな承認欲求があるんでしょうね、ラガーマンには(笑)
自分から言うのも変だし、あんなにつらい練習をしてきたのに「なんでラグビーなんかやってんすか(ㇷ゚)」みたいなことばっか言われますからね(笑)
ラグビーがもっと盛り上がって、ラガーマンが堂々と「ラグビーしてました!」と言える日が2019年に実現することを夢見て、今日もラグビーを応援します。
応援よろしくお願いします!
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