こんちわ、ナヲヤです。
3/9にノースハーバーのQBEスタジアムで行われたサンウルブズ対ブルーズ。
前節にチーフスからアウェー試合では初の勝利を挙げて、NZ遠征での連勝が期待されたサンウルブズ。
今回の戦いはどうだったのでしょうか?
後半、試合を崩して自滅したサンウルブズ
結果から言ってしまうと、28-20でサンウルブズは惜敗。
期待されたNZ遠征での2連勝を遂げることはできませんでした。
先発の松田力也選手が好調で、前半は素晴らしい戦いで全くの互角。勝利も期待できる内容でした。
しかし後半になるとペナルティを連発し、それまで続けていた互角の勝負を自ら崩し始めてしまい、ジリジリと劣勢に追いやられました。
攻撃は十分に通用していたし、ディフエンスも簡単に抜かれるようなシーンは多くはなかったです。
ブルーズも決して調子が良い内容には見えなかったので、前半終了した時点では接戦または勝てるのではないかという内容で観ていました。
端的に言うと、勝てる試合を落としたようにも感じます。
そんな理由をいくつか…
スクラムは押され気味
スクラムは終始押され気味でしたね。
これは前節のスクラム好調だったチーフス戦と比べると、大きな違いです。
今シーズン始まってからスクラムで負けるシーンは少なかったのですが、思った以上に押されました。
FWの総体重は
- サンウルブズ:866kg
- ブルーズ:926kg
と大きな差がありました。まあ、体重差に関してはほかの試合でも基本的に相手の方が重かったと思うのでそこまで大きな問題ではなかったかもしれません。
ではスクラムメンバーはどうでしょう。
チーフス戦と比較するとロックが2人とも先発からとっかえになっています。
- 4番 トンプソンルーク → トム・ロウ
- 5番 ヘルウヴェ → ジェームス・ムーア
スクラムでのロックの役割は大きいですから、2人代わった影響出たのかな…?
また今季の試合では初めてトモさんが出場しない試合でもありました。
トモさんがロックとして異様にスクラムが上手かった説は提唱しておきたいと思います。
スクラムに参加していた選手なら、今回の試合で押されてしまった原因や課題は肌感あると思うので、早急に修正してほしいですね。
この試合だけではないですが、ところどころ頭を落としたり、アングルやアーリーエンゲージなどの反則も散見されるので、レフェリーとの認識合わせも期待したいところです。
ペナルティだしすぎ
もうこれは、試合見ていた人なら同感していただけると思いますが、後半のペナルティの嵐は異常でした。
ゴール前までボールを持っていかれると焦ってしまうのか、オフサイドやブレイクダウンでの反則を連発し、攻撃が止まらなくなりました。
これは明確に、相手の攻撃がすごいのではなくて、楽しようとした結果だと思います。
確かに焦ってしまってオフサイド等の反則をしてしまう気持ちはわからなくもないんですが、、、
明らかにそれ要らないでしょ? っていうプレーがあったのが残念です。
等々。
1つや2つなら弁解の余地もありますが、これだけ多いとあわよくば、という魂胆が透けて見えます。
おそらくは「見えてなければ取られまい」というズルさから、規律が甘くなっていったのではないかと。
ところがどっこい。
レフェリーには相当厳しくチェックされていましたね。
あれだけ反則が続けば、レフェリーの目もサンウルブズに対して相応に厳しさをもって対応されるでしょう。
場合によっては標準より厳しい判断をされる可能性だってあります。レフェリーだって人間なので、印象に左右されます。
レフェリーからの注意はあったので、選手に浸透していないとは思いたくないのですが…
残念なことに、ペナルティは一部の選手が繰り返していたように思います。
規律を守り続ける真面目な選手と、規律が甘くなり注意されても守れない選手がいたのではと思います。
後半中ごろのマシレワ選手のシンビンで、正直この試合は「落としたな」と思いました。
NZのチームと互角に戦えるようになったとはいえ、シンビンで一人欠いて勝てるほどSRは甘くないでしょう。
結果としてこのシンビンでヘイデン・パーカー選手の投入も遅れたのではないでしょうか。
数的不利もそうですが、選手起用のゲームプランが崩れてい他のではないかと思います。
さらには終了間際にも2人目のシンビン。これでは試合にならないでしょう。
ブルーズとの得点差が8点だったのがおかしいくらい。
規律の重要性を認識するためにも、むしろボコボコにされた方が良かったのではないかと思うくらい、この日のサンウルブズの規律は悪かったと思います。
規律が悪いと見ていてツライ…
これは完全に個人的な見解なのですが、規律が乱れた試合っていうのは面白くないのです。
規律が悪い試合ではたとえ勝ったとしても釈然としないものがありますし、何よりサンウルブズらしくない、という印象を受けます。
じゃあ、らしさって?
と聞かれるとそれはそれで困るんですけど、、、
少なくともフィジカルや経験で他のチームに劣るサンウルブズがSRで勝つには、規律の徹底で粘り強い攻撃や防御をすることが大前提だと思うのです。
規律を守るには選手の意識や高いワークレートが要求されることも分かります。
それが僅差の試合で守られなくなるところに、今のサンウルブズの弱さを感じます。
得点では28-20での敗戦と、善戦にもとられる内容ですが、この試合の意義は得点差ではなく、
被ペナルティ
- ブルーズ:3
- サンウルブズ:15
にあると思います。
リーコ・イオアネ選手の4トライ
みんな大好き、リーコ選手。
この試合では4トライを挙げる大暴れ。
大暴れっつうか、リーコにボールが渡るシーンでは、サンウルブズのディフエンスがリーコの前に誰もいない状況…(苦笑)
リーコのごっつぁんトライ量産は、サンウルブズ的にどうにかしたほうが良いのでは…(笑)
ブルーズファンは喜んだかもしれないですが、サンウルブズは許しちゃだめだ!!(笑)
来週は秩父宮でレッズ戦!
2連勝の機会を落としてしまいましたが、気を取り直してレッズ戦に目を向けましょう。
NZ遠征明けで秩父宮の試合です。
相手はオーストラリアのレッズ。
同じオーストラリアカンファレンスのチームなので、きっちり勝って上位目指したいですね。
またサンウルブズスコッドにアマナキ・レレイ・マフィ選手が招集されました!!
いきなり秩父宮で出場するかはわかりませんが、とうとうナキもサンウルブズデビュー!
待ちわびたぜ!
注目のレッズ戦、応援よろしくお願いします!
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