こんちわ、最近デジタルで絵を描くことを覚えましたナヲヤです。
もしかしたら、どうでもいいことかもしれないけど、知っていると誰かに話したくなるラグビーのスパイクの話をします。
「なんでいまこの話やねん?」というツッコミは置いといて、ラガーマンがどんなスパイクを履いているのかちょっとお話させてくださいまし。
もくじ
ラグビーはスパイクを履いてやります
野球やサッカー、陸上競技でも専用のスパイクがあるように、ラグビーにも専用のスパイクがあります。
ただラグビーってびっくりするくらいスポーツ用品店で取り扱いがないんですよね。。
競技人口は少ないんで需要がないからなんでしょうけど、野球やサッカーの店ほど簡単に見つけられなくて、電車で何駅も移動しなくてはいけなかったりします。
なので、ラグビーのスパイクの実物をマジマジと見たことって、プレイヤー以外はほぼ皆無なんじゃないでしょうか?
「サッカーと似たようなもんじゃないの?」ってよく言われますが、微妙に違うんです。
ちょっとその辺からお話ししますね。
ラグビーのスパイクはかなりごついですよ
スパイクって名前ですから、ソールにはスタッドと呼ばれる滑り止めのツメみたいなものが生えています。
これはほかの競技、例えばサッカーとよく似ているんですけど、ラグビーのスパイクの場合、
- サッカーよりもスタッドが長い(全長2~3センチくらい)
- 多くの場合、片足8本のスタッド(サッカーはいろいろ種類がある)
- 固定式のスタッドは無くすべて取り外し式(サッカーは固定式がある)
などの特徴があります。
まあ、サッカーのスパイクがラグビーに使えない訳ではないんでしょうけどラグビースパイクならではの特徴が結構あります。(注:ラグビー公式戦ではサッカースパイクの流用は基本禁止だった気が。。)
ラグビースパイクのスタッドの話
スタッド(ツメ)はサッカーより若干長くできているのが特徴です。
これはスクラムやラック、タックル時など、押し合うときに滑ったりしないようにこうなっているのだと思います。
実際、スタッドのない靴やサッカーのスパイクで練習したりすると滑ってプレーできないことがあります。
メジャーなのは8本ツメ。土踏まずから前に6本、かかとのところに2本。かかと用のスタッドだけちょっと長くなっていたりします。
材質は、ナイロンだったり、アルミなどの金属だったり。
土のグラウンドなら金属が多いですが、トッププレイヤーがプレーするような芝のグラウンドなら、芝へのダメージが少ないナイロンスタッドを使ったりします。
ラグビーのスパイクがスタッド取り外し式ばかりの理由なんですが、このスタッド、走っていると減るんです。
鉛筆のように削れていくので、定期的に新しいものに交換しなきゃいけないんです。
アルミ製のものでも毎日練習していれば2~3ヶ月もつかどうか。私は貧乏なのでちびるまで使ってましたけど。。
長くないと踏ん張りがきかないから、メンテナンス大事です。
余談ですが芝用のナイロン製のスタッドを土の固いグラウンドで使うとほぼ1日で無くなります(笑)。お金持ち以外は気を付けましょう。
踏ん張りがきかないのもそうなんですけど、厄介なのはスタッドがとんがってくることなんです。
特に一番前の2本はキバのような形になります。(走り方にもよりますが)
こんなスパイクで練習したり試合に出ると一緒にプレーしている人を傷付けることになりかねないので、練習前に尖ったスタッドをヤスリで削ったりします(笑)
公式の試合前のドレスチェックでもスタッドのとんがり具合をチェックされるので、その時に指摘されないようスタッドは事前に新調しておくなり削っておくなりすることが必要です。
結構厄介なのです、ラグビースパイクって(笑)
フォワード用とバックス用がある
別にそれぞれ専用のスパイクを履く必要はないんですけど、一応フォワード用とバックス用というくくりがあります。
フォワード用はくるぶしが覆われるような形になっていて、密集時のけがを防いでくれたりします。
バックス用は走ることが多いので、逆に足首回りを自由にさせているものが多いです。
これは結構プレイヤーによって好みが分かれるところです。
私はフォワードだったんですが、そんなにこだわりがなかったので走りやすいバックス用使ってました。
若干ですがバックス用のほうが安いしね(笑)
割と簡単に穴が開く(笑)
丈夫に作ってあるはずなんですけど、そこに疑いの余地はないんですけど、穴が開きます(笑)
例のスタッドに踏み抜かれて(笑)
さすがに新品はそうでもないですけど、使い方によってだんだん傷んでくるのでこれはまあ仕方ないところ。
ただサッカーと比較すると需要が少ないからなのか、ラグビースパイクって結構高いんですよ。
安くても1万前後する。
だからなるべく長持ちさせたいんですよね。
プロテクターとかスタッドとか、道具に費用の掛かるラグビーですから、なんとかサッカー並みに競技人口増やしますんで、未来の日本代表が少しでも負担少なくラグビーがプレーできるようにメーカーさん頑張ってください(笑)
ラグビースパイクあるある
- そもそも売ってない
- セールもない
- 珍しくセールしてる!→超でかいか超小さいやつしかない
- スタッドすり減らしすぎて取れなくなる
- スタッド売っているところが遠いので、誰かにまとめ買いしてもらう
- スタッド新調した!→練習時にはずれて1~2本失くす
- 取れたままプレーしていると、スタッドをつけるねじ穴がつぶれ、スパイクごと死亡する
- ミ〇ノスパイクのソールとスタッドをつなぐ丸い輪っかの部品がなくなる
- ↑しかもなかなか売っていない
- ↑売っていても高い
- かかとのスタッドを前に移植
- 金持ちが使い古したスタッドは、貧乏人からするとあと半年は使える
- ↑だから捨てたやつをもらう
- テーピングは体よりもスパイクの補修に使われる
- 足を怪我すると痛くて脱げない
- スタッドで胸を踏まれると、北斗の拳のケンシロウみたいになる
- ↑彼女にキスマークと誤解される
- 痣ならまだいいけど、スパッと切れるときがあってその時は恐怖
- 踏まれて割れる足の爪
- スパイクには痛い思い出しかない
いかがでしたでしょうか? ラグビーのスパイクの話。
普段注目しない道具の話もたまには面白いかなーと思いまして。
今度はショルダーパットやヘッドキャップの話でもしましょうか。
応援よろしくお願いします!
はじめまして。いつも楽しく拝見しています。初めてコメントします。
このブログ、イラストは可愛く、文章は分かりやすく、ナヲヤさんのラグビー愛が伝わってきます。
私は現在51歳、高校の時ラグビー部(補欠)でした。
当時ラグビーのスパイクはスズキとセプターだけ、アシックスが出したばかり、という時代。
スタッドではなくポイントと呼んでいました。素材は革で、色は黒のみ。よく親父の靴墨を借りて手入れし、破れると靴屋さんに修理してもらっていました。私はフッカーだったので右足の右側がすぐに擦り切れていました。
あと、私の頃はラグビー部といえばやかん!擦り傷、打撲、脳しんとうさえやかんの水をかけて済ましてました。練習中も、休憩中しか水を飲めず…今考えるととんでもなく非科学的ですが、そんなゆるい時代だったんですね。
ブログ、これからも楽しみにしています。
いつもありがとうございます!返信遅れてすみません。。
今はスパイクもいろんなメーカーが出してくれるようになっていますね。
魔法のやかんも今はすっかり見なくなりました。
ブログ頑張ります!