こんちわ、ナヲヤです。
バックス解説、楽しんでいただけておりますでしょうか?
さて、だいぶ訪問してくれる方も増えてきて、コメントをいただいたりもしています。
大変励みになっております。ありがとうございます!
今回はみんな大好き、ウイングを紹介します。
ウイングの背番号
ウイングは2人いて11番、14番をつけています。敵に向かって左が11番、右が14番になります。
なので相対する敵をマークする場合は11番が敵14番を、14番が敵11番を見る形になります。
陣形では最右翼、最左翼にそれぞれ配置されることから、翼の意味で「ウイング」と呼ばれています。
グラウンドの一番端にいるので、グラウンドに近い席からなら表情まではっきり見えるかもしれません。
そんなわかりやすさがウイングの人気につながっているんでしょうね!
ウイングの役割
ウイングの存在意義。それは「トライをとること」です!
なんだか野球のバッターに「ホームラン打て!」というような、ナンセンスさを感じるかもしれませんが(笑)、すべてのウイングはトライを取ることを生きがいとして、トライのみを狙うことを許されています。
ウイングまでボールが回ってきたとき、それは全力でゴールエリアを目指せ、というチームの総意にほかなりません。
全てのプレイヤーが、必死に守ってつないだボールを渡され、それを無事にゴールへ届けるために必要なのは、圧倒的なスピードです。
ステップワークで相手のタックルを外し2人、3人抜き当たり前、ボールさえ手にすればこちらのもの! これくらいランに自信がないと務まらないポジションであると思います。
ステップに関しては以下の記事をどうぞ!
またディフエンスではマーク相手が敵ウイングなので、俊足同士の戦いになります。
相手ウイングを上回るスピードと、1対1を確実に止められるタックルスキルが必要です。外のウイング勝負で抜かれたら、ほぼトライは免れません。
ディフエンス時も相当のプレッシャーがかかるポジションです。
タックルに関しては以下の記事をどうぞ!
また、相手のキックを蹴りこまれないよう、キック処理をする役目も持っています。
相手がキックをしてきそうなときは、ディフェンスラインに参加せず、後ろに下がってボールの落下地点にすぐに入り込めるよう準備をしています。
ウイングやフルバックなど、最後列のポジションの裏にキックが蹴りこまれるとかなり厄介です。
ボールのキープが遅れるほど相手はプレッシャーをかけてきますし、場合によっては相手にボールを奪われることにもなります。
そうならないよう、ウイングは後ろに控えてキック処理をするのです。
キックに関しては以下の記事をどうぞ!
ウイングにはどんな人が向いている?
単純明快! 足の速い人です!(笑)
分かりやすすぎ(笑)
大抵、チーム1の俊足が務めているはずです。
体格は割と細めの人が多いですね。これはパワーよりもスピードが重視されるポジションだからだと思います。
ただ100m走が速い人、というよりは、20m走ならだれにも負けないという人のほうが向いていると思います。
ラグビー全般に言えることですが、そこまで長距離を走る局面はラグビーにはあまりありません。
例えば走り出し5歩でトップスピードに乗れるなど、ギアの軽い人が最強でしょう。
スピードに関してはもう一つ、緩急が求められます。簡単に言うとブレーキのききやすさですね。
全力疾走から一歩でピタッと止まられると、追いかけていたほうは「おっとっと!」ってなりますよね。
ステップはその原理で敵を抜こうとしているのです。ウイングが練習でピョンピョン飛び跳ねたりしているのは足にステップの感覚を付けるためなのです。
キック処理にはキックし返すという選択肢がありますので、キックがうまいに越したことはありません。
キックを蹴りこまれピンチの際、確実にタッチラインを切れるよう、キックの飛距離を出す練習をしておくことが必要です。
ウイングの注目プレー
バックスから順々にボールが渡っていき、ウイングがボールを持った瞬間は、ラグビーの試合の中で最も盛り上がるときと言っても過言ではないでしょう!
なんせ、派手です!(笑)
タッチライン際の攻防は、たとえラグビーファンでなくても胸が熱くなる大興奮のシーンです。
ウイングの華麗なランニングに注目してください!
キック処理からのカウンターアタックも大きな魅力です。
ウイングにランニングスペースを与えたときの無双っぷりはこれまたすごい!
屈強な大人の男の本気鬼ごっこです(笑) ランはウイングの唯一無二の武器なんです。
ディフエンスではトライ確実な相手をものすごいスピードで追い、タックルを決めてしまうことがあります。
トライセーブタックルなんて呼ばれたりしますが、これも重要な局面のディフエンスを任されるウイングならではのプレーですね。味方を奮い立たせる意味では、単純なトライよりも価値があるかもしれません。
ウイングあるある
- もてる
- トライを決めるからもてる
- タックルを決めるからもてる
- タックルされてももてる
- プロップがノックオン→「バカヤロー」 ウイングがノックオン→「惜しかったねー」←???
- プロップがけが→監督「水かけとけ」 ウイングがけが→女子マネ「○○君大丈夫? 痛くない?」←???
- ananに出られる
- かわいそうだからプロップと一緒に歩かないでほしい
- 足が速いだけだと活躍できないという奥の深いポジション
- 強いウイングはコンタクトがヤバい
- マジで視界から消えるやつがいる
ウイングいかがだったでしょうか?
ウイングのプレーには、ラグビーの根源的な楽しさ、美しさが凝縮されていると思います。
分かりやすいプレーだけでなく、細かいウイングのプレーにも注目できると、通っぽさが増しますよ!(笑)
次回はセンターを紹介します!
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