こんちわ、ナヲヤです。
サンウルブズは現在、ニュージーランド遠征中で、昨年の覇者クルセイダーズとの一戦を4/21に行いました。
課題は徐々に解消されている感のあるサンウルブズでしたが、今回はどんな戦いになったのでしょうか。
今回は、試合展開というよりは、やや私の感想のような形で進めていきたいと思います。
出だしの不安…
ブルーズ戦は前半をリードで折り返したものの、後半に突き放される格好で負けてしまいました。
課題は外目のディフエンス。
敗戦の責任全て、という訳ではないですが、外目を何度も突破されていたのは事実。
その影響か、田村、松島などはメンバーとならず、その代わり福岡や庭井などうれしいNDSからの復帰組の顔も見られました。
さて課題はディフエンスと言っておりましたが、開始早々バックスのディフエンスラインのギャップを突かれ失点。。。
僅か開始1分の出来事でした。
続く前半9分、サンウルブズは自陣での敵ラインアウトからモールへの移行で、巧みにモールの芯をずらされトライを許します。
前半10分を前にして14対0。。。
これには昨季の50-3よりひどい展開になるのでは、と真っ青になりました。。。
サンウルブズは死なず
開始早々の2トライ献上には、失礼ながら大敗の予感がよぎりましたが、サンウルブズはかえって緊張が解けたのか、ここからいい動きをし始めます。
クルセイダーズは試合全体的に調子の悪さを見せており、プレーでも噛み合わないシーンが多くありました。
その隙をついて、センター、マイケル・リトル選手がトライを決めて14-5と反撃の狼煙を上げます。
これにはディフエンスのシステムが効果的に作用していたと思います。
前に出てくるサンウルブズのディフエンスでクルセイダーズはやりづらさを感じていたと思います。
ブレイクダウンから簡単にボールを出せないフラストレーションや連携ミスもあり、クルセイダーズはらしからぬ窮屈なラグビーを強いられていたと思います。
徐々に良くなっているサンウルブズのディフエンスを垣間見た気がします。
メンバーは異なるとはいえ、あのクルセイダーズ相手に前半はその14点しか許さなかったのですから。
PGで詰め寄るも…王者の壁
後半の開始早々、サンウルブズにはチャンスが訪れます。
クルセイダーズの反則により、2回のPGを得て両方とも確実にゴールを割りました。これで14-11と王者相手に3点差まで詰め寄ります。
突き放されずついていくことができると思われた後半でしたが、徐々にクルセイダーズのスイッチが入ってゆきます。
サンウルブズが少しでも消極的なプレーを見せるとその隙にボールを奪われてしまい、以降ずっとクルセイダーズの攻撃ターンという展開。
終始クルセイダーズの攻撃にさらされ続け、良く守ってはいるものの2トライを奪われて26-11。
ここで、サンウルブズはパーカーからのハイパントをキャッチしたトゥポウからワイクスのランで、トライまであと一歩と迫りましたが惜しくもトライならず。
ラッキーではありましたが、ここで攻撃が決まっていれば多少流れも変わっていたかと思うと残念です。
最後はダメ押しのトライを決められて33-11でノーサイド。
ディフエンスの改善がみられていただけに、悔しい敗戦となりました。
感想:痛々しいプレー
内容だけ見ると、そう悲観的になる試合ではないように思います。
ラインをクリーンブレイクされたのは最初のトライぐらいです。
逆に言うと、前半の2トライが防げたトライであったかもしれず、それが致命傷になっていたかと思うとややもったいない気もします。
後半の始めのほうまでは、むしろサンウルブズのほうに勢いがあったように思いますが、要所にあったキックオフのボールキャッチミスやキックのノータッチなどが流れを徐々に狂わせていった感は否めません。
そのプレーだけ挙げれば、そう大きなミスでも無いような気がしますが、そういう綻びを逃さないのがスーパーラグビーの王者なのでしょう。
そういった小さなミスをガンガン突かれて焦りが出たのか、サンウルブズは後半の後半、後手後手に回されます。
確実にレベルアップはしていると思います。
でも、それでも勝利が遠い。。。
その戦いぶりがなんとも痛々しく見えて、内容が良いにも関わらず、ちょっと見ていて辛いなと感じる試合でした。
見えた課題を確実に修正して、次戦に臨むも新たな課題や小さなズレで見えた勝利が逃げていくという、砂漠の蜃気楼のような状態。
期待された勝利のプレッシャーで、選手たちはがんじがらめになっているのではないかと思うほどです。
気楽にいこうぜ
こんなこと言ったら怒られそうですが、選手には「気楽にいってほしい」
もちろん、勝つための戦術や貪欲さは失ってほしくないですが、選手の顔がなんとも苦しそうなのが気にかかります。
周りの無責任な発言は気にせず、のびのびとやってほしいなとふと思ってしまいました。
のびのびプレーできているサンウルブズの攻撃力は、スーパーラグビーの中でけして色あせるものではないと思っています。
私の好きな漫画、「逆境ナイン」からいくつかそんなサンウルブズに送りたいセリフを紹介します。
飛行機があれだけ高くとべるのは・・・
すさまじいばかりの空気の抵抗があるからこそなのだ!!
確かに『井の中の蛙大海を知らず』 そういう言葉があります。
確かに蛙は大海を知らなかったかも知れない・・・
だが、通用しなかったとは言ってない!!
大海を知らなかった蛙の中にも
十分に大海に通用したやつはいたはずだ!
それがそんな言葉のトリックにひっかかって どれだけの才能が潰されてきたことか!!
歴史の白いページを俺たちが切り開いて来ているのだ!!
先人の腰の抜けた言動に惑わされるな!!!
次は、勝つぞ!!
応援よろしくお願いします!
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