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サンウルブズ対ハリケーンズ戦を振り返ってみる話

サンウルブズ対ハリケーンズ戦を振り返ってみる話

こんちわ、ナヲヤです。

先日、サンウルブズ対ハリケーンズ戦が行われました。

日本時間では金曜日の夕方であることもあり、ちょっと試合を観戦しづらいこともありましたが、私は帰ってからJsportsオンデマンドで試合内容をチェックしました(笑)録画しなくても見れるのが良い(笑)

さて結果はどうだったでしょうか?

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NZ遠征2戦目は?

前回のクルセイダーズ戦に引き続き、NZ遠征の2戦目。

ハリケーンズは2季前の覇者であるという強豪チーム。

それもそのはず、NZ代表オールブラックスの選手がなんとまあ多い。。。

準オールブラックスともいえるハリケーンズ相手にサンウルブズはどう戦ったのでしょうか。

課題が収束しつつある

先に結果と私の感想だけ述べてしまいますと、負けはしたものの、サンウルブズ強くなったなという印象。

最終的には43-15というスコアでサンウルブズは敗れました。

点差を見ると、決して接戦とは言い難い内容ですが、後半30分くらいまではどう転ぶか分からない試合展開でした。

今季のサンウルブズが抱えていた課題は大きく二つ

  • ラインアウトの成功率
  • ディフエンス(主にバックスライン)

でした。

その二つがようやく収束しつつあるな、という印象を強く受けた試合内容でした。

ラインアウトは以前ほどハラハラせずにボール出しを見ていることができます。

いろいろ試した結果何故ボールが出ないのかが徐々に明らかになっていったのでしょう。

途中サウマキなどバックスが参加するシーンもありましたが、独創性のあるプレーが試されているのはいい兆候だと思います!

ディフエンスに関してはオフェンスを余らせたり、ラインブレイクを簡単に許すシーンは少なくなりました!

これはメンバーがある程度固定されてきたことの効果と、福岡選手が戻ってきてウイングのディフエンスに余裕が出てきたことが影響しているかと思っています。

今季初期のころはまだディフエンス時のコミュニケーションに上手くいかない箇所があったと思いますが、最近の試合はラインを引く際に迷う選手は少なくなり、お互い左右の選手の意図を読み取って、自分のプレーを決めることができているように思います。

仮に余っても、うまく時間を稼いで増援を呼ぶ駆け引きができるようになりつつあるので、福岡選手のようなディフエンスのうまいバックスが参加してくれたことは大きな戦力アップだと思います。

ハリケーンズは前季の開幕戦の相手で、その際は手も足も出ないフルボッコ状態でしたが、その試合内容からすると相当改善されていると思います。

許したトライはおよそ半分に。

それでも負けているじゃないか、という話もあるかと思いますが、NZのチームと途中まで一進一退の試合をできるくらいまでにチームが成長しつつあるのは大きな進歩なんじゃないでしょうか。

数年前までは想像もできなかった世界ですよ!

攻撃=防御

課題が改善されたのもそうですが、今回の試合で凄かったのはサンウルブズの攻撃が多かったこと。

ハリケーンズ相手に敵陣でプレーし続けられるのはサンウルブズの攻撃が効果的であったことの証でしょう。

サンウルブズ公式サイトのスタッツを見てみると、ハリケーンズは実に162回のタックルを強いられています。

ミスタックルも少ないので、ハリケーンズのディフエンスがいかに硬かったか、という見方もできますが、それだけタックルせざるを得ない状況を作り出したことも事実です。

そしてサンウルブズの攻撃時間が長かったことで、

  • ハリケーンズの攻撃時間を短くした
  • 相手の余裕を奪い、反則を誘った

などの効果を得られていたと思います。

今まではラインアウトの失敗やディフエンスの脆さなどで、一度敵にボールを奪われると取り返すのに時間がかかり、いい流れに乗れないことが多かったのですが、それらが改善されたことでサンウルブズの本来の強みである攻撃力が見えてきたのだと思います!

挑み続ける体力と冷静さ

残念だったのは、それでもハリケーンズのディフエンスを崩せなかったこと。

これがSRの上位チームのディフエンスなのかという堅守っぷり!

これは素直に敵の防御にアッパレというほかありません。。。

そしてサンウルブズとの現時点での実力差なのだと思います。

トライ!? というシーンでも皮一枚残してくる相手のディフエンスの執拗さは見習うべきでしょう。1トライでも許してたまるかという意地を感じます。

またボールを確保できたと思われるブレイクダウンでもガンガンファイトしてきます。

少しでも敵に余裕を与えまいとするプレーが、攻撃中のサンウルブズにプレッシャーを与え続けていました。

そしてそのプレッシャーに耐え切れず雑なプレーになってしまったり、反則をしてしまったり。

しかも反撃で逆に失点してしまったり。

一筋縄ではいきません。

まだ国内の試合ですと、一息つけるシーンもありますが、SRの試合にはそれを感じません。ずっと目まぐるしくプレーが展開されます。

ハリケーンズを攻撃で追い詰めながらも得点して帰ることができなかったのは、これらの意識の差だったのかなと思いました。

プレッシャーにさらされ続けたことでの消耗が、後半最後の10分間で許したトライの数に表れたのかと思います。

プレッシャーを受けてなお、消耗せず冷静なプレーを80分間続けられること。

南半球の強豪たちにもまれ続け、サンウルブズも着々とその力をつけているように感じます。

5/12に秩父宮で初勝利を!

未だ勝利の無い今季ですが、次回はバイウィークを挟み、5/12にもう秩父宮での最終戦です。相手はレッズ。

ただ無勝利とはいえ、上に挙げた通りサンウルブズは去年や一昨年とは比較にならないくらい強くなっているように思います。

何とか最後の秩父宮で勝利を飾ってほしいと思っています。

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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