こんちわ、ナヲヤです。
ラグビーには、試合外でも暗黙の了解がいくつかありまして、そのいくつかは今まで紹介した通りです。
これとか(笑)
伝統と言いますか、ルールと言いますか、ラグビーのマナーとして一つ有名なものをご紹介します。
もくじ
ラガーマンは、試合会場へは正装していく
ほかのスポーツだとどうなんでしょうか?
ラグビーは紳士のスポーツという大前提があるので、試合会場へは正装をしていかなくてはいけません。
さて、正装とは?
基本はスーツ、ネクタイ着用で試合に向かいます。(あ、もちろんお客じゃなくてプレイヤーの話ですよ?)
これは、おそらく英国からの伝統であると思うのですが、対戦相手に対し敬意を持ちながら試合会場に向かう紳士のたしなみ、として暗黙の了解となっているのです。
ですが、英国紳士のマナーを解せぬ大学生や、日本のラグビー事情によって、様々な悲劇が起こっていることをご紹介させていただきます(笑)
大学生のクラブチームとかは結構ひどかったり(笑)
正装ルールは、どんなラグビーの試合でも基本守られていると思います。
なのでラガーマンが試合に行くときは、なぜかネクタイスーツの大男どもがドラムバックなどを持ちながら、電車やバスに乗ったりするので異様な雰囲気になります(笑)
高校生ですと、制服がスーツの代わりになりますので、そんなに違和感ないんですけど、大学のチームなどになると、大抵が大学の入学式の時に使ったやつとかをそのまま使ったりするので変なコスプレ集団のようになります。
私が大学生の頃所属していたクラブチームはバイクで移動することが多かったのでさらに異様です。
原付ならまだしも、アメリカンとかですから。ツッコミどころ満載で、どこから突っ込んでいいかわからない状態です。
で、試合会場もスーツをかけとく場所があるところはそんなにないので、なるべくしわにならんように、バッグの上に置いたりしますが、結局試合が終わって帰るころには見るも無残な状態になっていることが多いです。
負けた試合で、シャワー施設なんかがろくにない場所で、雨の試合だったりすると最悪です。
帰り道が野戦病院あがりみたいになります。
落としきれない泥のついた顔で、よれよれのスーツを着て駅に向かううなだれた男たち。
まるで見てはいけないものを見てしまった、というような顔をするすれ違いざまの人々。
「何やってきたんだこいつら」
って言いたげな顔は、同じ境遇を経験したラガーマンの方たちならご記憶あるかと存じます(笑)
もしそんな奴らを見かけたら、「あ、負けたんだな」とスルーしてもらえたら有難いです(笑)
非合理的だけど、無いと寂しいルール(笑)
考えてみりゃ、スポーツ会場にスーツで向かうという行為だけ取り上げると、これは非合理的だと思うのです。
別にさっと脱げるウインドブレーカーなどで会場に向かったほうがよっぽど楽なのですが、ラグビーではかたくなに正装を守っているのです。
ラグビーの伝統にはこういったものがたくさんあります。
今ではほぼ形骸化していると言っていいと思いますが、
- ラグビーは金銭目的で行ってはいけない(プロの否定)
- トライを挙げても喜んではいけない
などなど。
古くからの伝統を頑固に守り続け、合理性とかクソくらえな精神がラグビーにはあります(笑)
これはけしてこの考え方を否定しているんではなくて、愛すべき文化だと私はとらえています。
もともと合理的な人間がやるスポーツじゃないんですよ、ラグビーって。
つらいし、痛いし、日本だと野球などに比べて年棒は安いと思います。
じゃあ何でやるのかって、それでもラグビーがなんとなく好きだから、に他ならない。
上述の非合理的なルールや伝統もひっくるめて。
誰かに否定されても、ナハハと笑って「まあ好きでやってるからしょうがないよね」で済ませてしまう。
そんな大雑把さが、私は好きです。
ルールはよく変わるのに、伝統は守られる不思議
よく考えてみると、ゲーム中のルールはコロコロ変わるのに、こういう伝統はずっと守られてますよね?
なんでなんでしょう? 不思議。。。
伝統は、ラグビーをラグビーたらしめているバックボーンで、ルールはどうしたらラグビーが常に楽しいスポーツであるかを問い続ける枝葉、ということなんでしょうか?
常に進化をし続けつつも、根っこはラグビーとして変わらない。
そんな矛盾をはらんだスポーツとしても魅力的ですね。
試合から離れても、ちょっと楽しい
ラグビーを取り巻く環境や文化って結構楽しくないですか?
100年前にラグビーやっていた人たちも、今のラグビー選手も、根っこはみんなおんなじなんじゃないかなと思うのです。
こういう楽しさからラグビーを知ってもらうのもいいかなと思い、試合に正装で向かう文化をご紹介しました。
応援よろしくお願いします!
コメントはこちら