こんちわ、ナヲヤです。
みなさん、最近ゲインしてますか?
私、どうしても月末月初に仕事が忙しくなる傾向にあるので、なかなかゲイン出来ないんですよね。。。
どんなに大変でもラグビー熱でゲイン出来る皆さんを見習わなくちゃ!
…
はい、ウザいですね?
今日はゲインのお話をしようと思います。
ゲインしたー、とか、ゲインライン突破ー、とかよく試合中耳にすると思います。
ゲインて何よ? それすると何が有利なんだ? そもそも定義が分からん。
そんな疑問にお答えしようと思います。
分かったら冒頭のように、リアルで使いたくなりますよー。 ※ウザがられても責任持ちません、あしからず
ゲインてそもそもどんな意味?
英語のスペルだと「gain」
努力して入手したり、獲得することを意味します。
さて、これがラグビー用語として使われるとどういう用法になるんでしょうか?
ラグビーで獲得するものと言えば?
ボール?
うーん、惜しいけどちょっと違う。
ラグビーは陣を獲得するゲーム
ラグビーで有利になることは、すなわちボールを得ることではないんですね。
ボールを得ているほうが有利だとすれば、スタッツのポゼッションが高いチームが勝つはずですが、ラグビーの場合、必ずしもポゼッションが高いチームが勝つとは限りません。
じゃあ、ラグビーでは何を獲得すると有利になるのか?
それは、陣地です。
ラグビーの試合において、ボールの位置を境界線として自陣側、敵陣側に分かれると思ってください。
ボールキープしていたほうがなんとなく有利に思われるかもしれませんが、自陣深くまで攻められると、自由に動けるスペースは無くなり、プレーの選択肢が制限されます。
自陣深くでボールをキープできていても、プレッシャーにさらされているのは自チームなんですね。故に、タッチキックなどでその状況を逃れようとするわけです。
脱線しかけたので戻りますが、ラグビーにおけるゲインとは、その陣地を獲得することであります!
具体的な、ラグビーのゲイン
具体的なケースで考えてみましょう。
試合中に、コンタクトが発生してラックなどのポイントが形成されたとします。
そのポイントに対して、オフェンス側は大体少し斜めのラインを引き、ディフエンスはオフサイドラインギリギリにディフエンスラインを引きますね。
ポイントのある点を通る、ゴールラインと平行の線を引いてみてください。
そこがゲインライン
このゲインラインをオフェンス側が突破できればゲイン成功。すなわち、陣地獲得です。
ディフエンスに押し負けてゲインラインを越えられなければ、ゲイン失敗。陣を失うことになります。
ゲインが分けるもの
ディフエンスラインを突破して、大きくゲインする派手なオフェンスもあれば、フォワードが主体になってジリジリと前進する地道なゲインもあります。
ゴール前のフォワード戦はまさにゲインライン上の攻防なわけですよ。「退屈~」とか言ったらバチ当たりますよ(笑)
そして、ディフエンスの立場としてもゲインラインを割らせないことが重要であることが分かるはず。
昨今、日本代表やサンウルブズが一貫して取り組んでいる、鋭く飛び出すディフエンスラインはゲインを許さない効果的なディフエンスであることが分かると思います。
数mも数cmもゲインはゲイン。
陣地獲得のために、知恵を振り絞り、体を張って敵に挑むのがラグビーです。
ちょっと、ラグビーの攻防が面白くなってきませんか?(笑)
ラグビー用語の奥深さ
このゲインなんか最たるものと思うのですが、何気ない用語の一つでもその裏にはラグビー哲学がふんだんに盛り込まれています。
ゲインをゲインと言っちゃあそれまでですが、こういう考えでゲインが大事なんだよってのが分かると、ラグビーのプレー一つ一つがとても色鮮やかになるのです。
秋までに、このブログで予習して、トップリーグでラグビー観戦デビューする新しい仲間が増えるのを楽しみにしています。
応援よろしくお願いします!
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