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【アカデミー賞】スクラム時の演技指導が必要な件【オスカー】

【アカデミー賞】スクラム時の演技指導が必要な件【オスカー】

こんちわ、ナヲヤです。

最近、日本のチームと海外のチームが戦うと、日本のチームがスクラム時の反則を取られることが多いなあと感じています。

日本てそんなにスクラムで反則を犯しているんでしょうか?

ゆるーいコラムで辿っていきましょう。

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日本はスクラム巧者?

日本のチームは海外のチームと比べると総じて選手のサイズは小さめです。

スクラムも総体重で比較すると、相手チームと50~60キロ違うことも珍しくありません。

そんな中、互角のスクラムを組むこともある日本のスクラムは技術的には優れたものを持っていると言ってもいいかと思います。

体格で劣る日本がスクラムで頑張れる要因は、

  • スクラムの低さ
  • 結束の強さ
  • エンゲージのタイミング

等があげられるかと思います。

スクラムでの反則おさらい

スクラム時の反則はいくつかあります。

スクラムを形成するフォワード視点とするため、スクラムハーフ起因の反則を除きますと

  • アーリーエンゲージ(コールより早く組もうとする)
  • アーリープッシュ(ボールイン前に押してしまう)
  • コラプシング(故意にスクラムを崩す)
  • アングル(角度を付けてまっすぐに組まない)
  • ホイール(90度以上回転してしまう)

等があります。

この中でよく日本のチームが取られている反則がアーリーエンゲージとコラプシング(たまにアングル)かなと思います。

アーリーエンゲージの取られ方

まずアーリーエンゲージから。

上述のとおり、レフェリーのコール「セット」より早く組もうとしてしまうとこの反則になります。

通常、相手にフリーキックを与えることになりますが、何回も続くと悪質と取られペナルティにもなったりします。

サンウルブズは最近この傾向があります。

アーリーエンゲージを取られてしまう要因ですが、一つはやはり

「少しでもいい姿勢でスクラムを組みたいから」

でしょう。

タイミングは「セット」で組むものですが、出遅れるとその分相手に踏み込まれることになります。

踏み込まれると、8人の力を結集して相手に充てることが難しくなります。

それは、スクラムの姿勢が綺麗に取れなくなるためです。

スクラムの姿勢は結構デリケートなものでして、背骨が少しでも猫背風になってしまうと、そこがクッションになって相手に力が伝えられません。

背中が反った形で相手とスクラムが組めると背中がロックされているので、8人の力がどこかで抜けることなく相手に伝えることができます。

体格で劣ることが多い分、スクラムの姿勢は死活問題になるので、エンゲージもギリギリの線を突くことになると思います。

なので、序盤はギャンブルもしているかと思います。

そのレフェリーがどこまで許容するかを図る意味も含めて。

この理由の場合、反則は取られたくないですが前向きな取られ方なので、まあ分かるのですが、問題はもう一点。

国際基準に合っていないのかも…?

という懸念。

TLなどの国内の試合で日本人レフェリーが笛吹いているときにアーリーエンゲージってこんなにあったっけ? という印象ありませんか?

TLの試合を全部見ているわけではないので、感覚的なものではありますが、TL→SRとみるとアーリーエンゲージとられ過ぎじゃね? とか思う訳です。

杞憂ならいいんですが、穿ってみると実は反則の取り方に日本と海外でギャップがあるんでは? とか思ってしまったり。

日本だと取られにくいが、海外だとダメ(逆も然りですが)なプレーは無くはないと思います。

スクラムの噛み合わなさを見ていると、日本チームの選手が首を傾げているシーンも散見されます。

もしかして、日本のスクラム間違ってる?? とか思っちゃったり。(SRだけかもしれませんけど)

以降の試合で反則なくなったらいいんですけどね…。

コラプシングは演技力?

コラプシングもよく取られますね。

歴史を重ねるにつれどんどん低い姿勢になっていったスクラムは、今日一回できれいに組めることの方が少ないくらい、よく崩れます。

よく1回か2回組みなおすシーンがありますね。

本当に崩れているなら仕方ない面もあります。

が、スクラム職人は優秀な俳優でもあったりします。

綺麗な姿勢でスクラムを組めなかった場合、自然に崩れた風を装ってスクラムを崩してしまうこともできます。

この辺はプロップなどの一列の駆け引きですが、少しでも有利なスクラムにしようとお互いが虎視眈々とタイミングや姿勢を狙っているんですね。

自然に崩れた風を装うならまだ紳士的かもしれなくて、うまいプレイヤーは、「敵が崩したように見せて崩す」こともできます。

すげーズルいですが、こういうスキルも存在します。

どっちが崩したかをジャッジするのはレフェリーなので、印象悪くなると不利です。

日本のチームが毎回崩しているわけではないと思いますが、海外勢のスクラムは強いので正攻法でスクラム組んでいたらかなり不利になってしまうでしょう。

  • エンゲージや姿勢の成功率向上
  • 安全なスクラムリセット

2番目はグレーゾーンなので本質的ではないですが、実際にはこれをできるようにならないと不利になることは明確。

スクラム演技指導は割と本気で必要なのかも。

レフェリーの印象は大事

スクラムが相手有利だとそれだけで焦ります。

そこで挽回しようとしてスクラムで反則を重ねてしまい、レフェリーの印象も悪くなって思い切ったプレーができなくなる。

このパターンは少なからずあるんじゃないかと思っています。

スクラム噛み合えばワラターズ戦のように強い相手でも互角に戦える反面、噛み合わないと本来もっといい試合ができたブルーズ戦やレッズ戦を惜しいところで取り逃してしまう。もっと言えば有利だった試合をひっくり返されてしまうことにもなっている。

サンウルブズが後半になって規律が乱れる要因は、複数の要因が複雑に絡み合ってるのかもしれません。

その一端は、実はスクラムにあるんじゃないかという仮説。

セットプレーはどうしても不利になることが多いので、いかに避けるかも考えていかないといけないですね。

ゆるいコラムでした。

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記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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