こんちわ、ナヲヤです。
11月のウインドウマンスに先駆けて、腕試しと言ったところの世界選抜戦が花園で10/26に行われました!
さて結果はどうだったのでしょうか?
さっそく振り返ってみます。
もくじ
我が家のTV事情
なんでうちBSうつらねーんだよおー!オンデマンドも録画かよおー!#ラグビー世界選抜戦#我が家の#テレビ事情
— nawoya@ゆるラグビーブロガー (@nawoya_front) 2018年10月25日
と、何日か前につぶやいたんですが、私の家はBSもJSPORTSも映りません。
正確には、キチンと契約すれば見れるのですが、ケーブルテレビを引いたりなんだりをしなくてはならず、東京にいるときは受信料だけで済んだ内容がえらくコスト掛かるようになってしまったので、馬鹿らしくなり結局引かずじまいに。
W杯で盛り上がっているから、地上波でもやるかなーと思っていたのですがやりませんでしたね。 。
ということで前日からスポーツ観戦できるバーを探したんですが、これが意外と見つからない。
テレビ置いてあるお店に片っ端からアタックかけたのですが、潰れていたり、番組映らなかったり、開店が20時だったり(キックオフは19時)。
紆余曲折の末、U20の野球が流れているテレビがあるのが外から見えたバーに突撃。
「ここってBS日テレかJSPORTS1見れますか?」
「BSはダメだけど、JSPORTSなら見れますよ」
「明日の19時から見たい番組あるんですけど流してもらえますか?」
「サッカーですか?」
「いいえ、ラグビーです!!」(迫真)
というわけで、お店側との交渉もすんなり進み、無事観戦できる環境をゲット(笑)
仕事は早めに諦め切り上げ、カウンターのテレビの下に陣取ったのでした。
jsports映るアイリッシュバーに駆け込んだぜ!
え? 仕事!?
うるせえええええ!知らねえええええ!! pic.twitter.com/mMLYTmbzM4— nawoya@ゆるラグビーブロガー (@nawoya_front) 2018年10月26日
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました(笑)
キックオフから猛攻
新生花園ラグビー場、きれいですねー!
観客は6~7割くらいってところでしょうか。雨が強かったですが、結構入っていますね。
さて世界選抜のキックオフで始まりました試合。
キックオフ→ボール確保→田村キック→敵確保するもラックに勝つ→ペナルティ→すぐさまリスタート
という流れがいきなり飛び出し、「おー日本代表モチベたけーな!」と思いました。
世界選抜のエンジンが温まる前に一発かましてやろうという戦法だったのでしょうか?
これならイケる!
ここからしばらく日本代表の猛攻が続きます。
だが、世界選抜のディフエンスがかたい。。。
ゴール前までボールを持ち込むも、そこからゲイン出来ない時間が長いです。
突破力はまだまだ向上の余地ありっぽいですね。
ここで先制1本取れていたら、前半のイニシアティブはかなり日本側に傾いたはずです。
惜しいところでしたが、ここで試合の流れをつかむことができませんでした。
先制を許してしまう
前半9分、敵ラインアウトからの世界選抜のサインプレーがあり、日本の右翼を大きく切り裂かれます。
ミルナースカッター選手が内に戻し、最後はクロニエ選手が真ん中にフィニッシュ。
一瞬でディフエンスラインがズタズタにされました。
最後のクロニエのところは真ん中ディフエンスいなかったので、これはちときつい。
外勝負と思って油断したかな…?
大きく方向転換されてふりきられたかのような、痛い失点でした。
世界選抜、生き生きとプレー
段々、世界選抜のエンジンが温まってきたのか、先制トライの後はプレーに格段の幅が出るようになります。
それは日本代表にとっては嬉しくない状況でした。
前半15分にはクロニエ選手がディフエンスを2枚倒し、最後はウイング、プル選手へのロングパスでトライを許しました。
ちょっと外を切られ過ぎですね。。
今年のサンウルブズの最初の方の試合に似ている感じ。
うまく連携が取れていないのかなという見え方もします。
しかし、日本代表も一矢報いる
前半20分。
インゴールでマア・ノヌーの暴走という面白いシーンが見られましたが、さすがに突破できずキャリーバックで5mスクラム。
ここでブラインドサイドのレメキ選手を使うという奇策でゴール前まで迫ります。
前半最初の攻撃ではこのゴール前の厚い壁が破れませんでしたが、ここで田村選手が逆サイドにいた福岡選手にキックパス。
余ってはいないものの、伸びたディフエンスラインは薄くなっている状況。
このスペースさえあれば福岡選手には十分でした!
2枚のディフエンスの間を縫うように走り、待望のトライ奪取!
12-7に。
福岡選手のトライセーブ
前半27分。
やや戦局は膠着状態ですが、徐々に日本代表陣内でのプレーが多くなります。
ゴール前ラインアウトが乱れ、ジャンパーの手を通り越したボールが敵フッカー、ストラウス選手に入り大ピンチに。
そのままトライかと思われましたが、田村選手と福岡選手が必死のタックル。
しかも、福岡選手の手はしっかりとボールを抱えていたため、あわやトライと思われたプレーはグラウディングできておらず、トライセーブとなりました。
攻守ともに大活躍です!
絶妙なキックで3本目を許す
その後のスクラムから世界選抜の猛攻が始まります。
モールでコラプシングを取られゴール前ペナルティからのリスタートで世界選抜がガシガシ当たってくるのですが、日本代表も頑張って耐えました。
しかし、前半30分。
外のディフエンス時にちょこんと蹴られた裏へのゴロパント。
これを世界選抜がきっちり沈め3本目。17-7に。
力攻めからの肩透かしを見事に喰らってしまいました。。。
前半終了間際にも4トライ目を押し込まれ、TMOになるもののこれが認められ、24-7で前半を折り返します。
後半開始、いきなりトライを許す…
後半開始、なんとも残念な展開…
25秒程度でいきなりトライを許してしまいます。
これは相手は特に難しいプレーをしているわけではなく、単純に数名のプレイヤーのタックルミスがつながった失点と言えるでしょう。
キックオフを確保してからほとんど世界選抜のスピードは落ちていないと思います。
触れることもままならないまま、トライを奪われたのであればこれはちょっと問題だな、と思います。
気の緩みだったのでしょうか…
ココ見て! ラファエレ、インターセプトからの独走!
またしても勢いよく世界選抜が突っ込んでくる流れに。
完全に勢いに乗ってしまっていて、日本代表のディフエンスが後手後手になってしまっています。
後半最初の失点で目が覚めて、タックルにはいけているんですが相手の勢いを殺せておらず、ゲインされ続けていました。
あわやトライというところまで追い詰められたときに、ラファエレ選手が飛び出しました。
これ、ライブで見てた時はラッキーかと思っていましたが、ラファエレ選手狙ってましたね。
そう思う理由は二つ。
- 先にディフエンスに付いていたラファエレ選手がずっと相手のハーフの視線を観察していること
おそらくパスコースを読もうとしていたのだと思います。
ディフエンスを優先するのならもっと外に広がる必要があったのですが、内側のディフエンスが整っていなかったので外のディフエンスは捨て他のではないでしょうか。
- 飛び出し先はスペースであったこと
ディフエンスしようとして飛び出した結果、偶然入ったのではなくパスコースに割り込んでパスを奪ったことの証左ですね。
パス先候補は2~3あったように見えますが、視線を読む中でラファエレ選手にはどのパスコースになるか確信があったのでしょう。
更にはディフエンスが押し込まれて間に合っていないことなどを考えて、ギャンブルにも見えるインターセプトを採用し、成功した。
という感じだったのではないでしょうか。
おそらく自信はあったと思いますが、それでも失敗したら失点は免れなかったでしょうから、これは結構な度胸のいるプレーでした。
しかし、これでイケイケムードになっていた世界選抜は冷や水をかけられた状態になりました。
ラファエレ選手の仕掛けたプレーはトライの得点以上に、様々な効果をもたらしたと思います。
ラッキーかと思っててすいませんでした(汗)
前半45分、31-14まで迫ります。
反撃の狼煙、レメキンゴ
後半50分過ぎからはウヴェ選手や田中フミ選手などのフレッシュレッグが投入され、日本大意表のスタイルやテンポが少しづつ変わっていきます。
そして後半59分。
ゴール前の世界選抜の厚いディフエンスを耐えしのぎ、外に回したパスはレメキンゴに。
綺麗に回ってきたパスではなかったですが。2枚のディフエンスを交わしてトライ!
そのあとの田村選手のキックも難しい位置でしたが、無事決まって31-21と10点差まで迫りました。
このあたりでやや世界選抜には元気がなくなっていたように思います。
フィットネスでは、宮崎合宿が相当きつかったようなのでこの時間帯では日本代表が有利だったように思います。
前半で奪われた試合のイニシアティブをようやくここで取り戻せた感があります。
リョート、痛恨のノックオン(笑)
後半68分。
福岡選手が抜け出して前には誰もいない絶好の状況でパスを受けた中村リョート選手。
後ろからひた走ってくるライオン丸選手に追いつかれ、ゴール前で無念のノックオン。
(ツイートで「横にけんきいたのに」としましたが、横にいたのは松田選手とラファエレ選手でしたね、すみません)
ここで分かったこと。
- ライオン丸は意外と足が速い
これ解説でも言われていましたが、リョート君が松田選手かラファエレ選手にすぐに渡していればおそらくトライだったはず。
絶好のタイミングだったので視野狭窄だったのかな…(笑)
リョートアホー(笑)バーで大声出しちまったじゃねーか!#ガチ目で#恥ずかしい
— nawoya@ゆるラグビーブロガー (@nawoya_front) 2018年10月26日
ちなみに、私は自分一人しか見てないラグビー中継で変な声を上げてしまい、ちょっと店内で気まずくなっていました。
どうしてくれるんですか、リョート君?
パイセンに怒られていないでしょうか?(笑)
リョート君、改めて取り返すの巻
後半73分。
刻一刻と試合時間が無くなっていく中、日本は勝利に向けて猛攻を仕掛けます。
70分台からは完全に日本のペースだったのですが、世界選抜もディフエンスがかたいかたい…
簡単には割らせてくれません。
しかし、ペナルティのアドバンテージをもらったことで、インゴール中央付近に松田選手がキックを転がしたところに、先ほどしくじったリョート君が飛び込みトライ!
さて、これをトライを取り返したと見るか、あれが無ければ逆転していたと見るかは個人の自由(笑)
土壇場で日本代表は3点差まで詰め寄りました。
惜しかった幕切れ
世界選抜は逃げ切り体制に入り時間を使い始めますが、ペナルティを得て土壇場の後半79分に敵陣ゴール前でマイボールラインアウトを得ます。
ところがボールは乱れ敵に入ってしまいますが、敵も焦ったのかその直後にノックオンを犯し、日本のスクラムに。
最高のシチュエーションでラスト1プレイ。
しかし、再三のゴール前アタックも、ディフエンスがかたいかたい(何回目?)
よく頑張りましたが、最後はツイがパスを取りこぼしノックオンで試合終了。
惜しくも31-28で世界選抜からの勝利はなりませんでした。
課題
前回の世界選抜との点差を考えると、この点差は成長とも取れます。
ディフエンスを破る手段には、やや策を講じないといけないかと感じました。
反則に関しても防げるものはまだまだ多いと思いますし、セットプレーも精度を上げないといけないと思います。
日本代表は強くなっていると思いますが、それでもまだこんなに伸びしろがあるんですね。
あと1年無いこの状況でいかにチームが強くなっていくか。
世界選抜は射程圏内となりました。
11/3のAB’s戦はさらに格上相手の試合となりますが、どんな結果になり、どんな課題を得るのか、これから楽しみです。
応援よろしくお願いします!
コメントはこちら