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男子セブンズ日本代表がコアチーム昇格/香港セブンズの話

男子セブンズ日本代表がコアチーム昇格/香港セブンズの話

こんちわ、ナヲヤです。

これもちょっと遅くなってしまったんですが、7人制ラグビーの男子日本代表が香港セブンズでやってくれました!

コアチーム昇格!!

15人制の日本代表やサンウルブズが戦う中で、セブンズのチームも熱い戦いを繰り広げていました。

香港セブンズの歴史なども振り返りながら、日本がいかにして戦ったのかも書いていきます!

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香港セブンズってどんな大会?

19世紀の終わりごろ、15人制のラグビーから派生したセブンズ。

どちらかというと、15人制の簡略化ゲームみたいな扱われ方をしており、特に世界大会等も設けられなかったようです。

しかし1976年、香港で初のセブンズ世界大会が開かれることになりました。

香港では大人気のスポーツイベントです。

世界各国からファンが集まります。仮装して応援するなど独特のスタイルがあります。

加えてセブンズの良いところって、1日に何チームも試合が見られること!

15人制よりもずっと短い7分ハーフですから、1チームで1日に2~3試合行います。

全部ぶっ続けで見るもよし、お目当てのチームが出るまで遊んでいても良し。

15人制とは違ったお祭りみたいなイベントになるので、見たことが無い人は是非一度生で観戦してほしいなと思います!

日本代表のミッション

この大会での日本代表チームのミッションは、コアチームに再び返り咲くこと。

日本代表は、香港セブンズの前に行われていた、アジアシリーズ(香港・韓国・スリランカ)で総合1位となり、香港セブンズでコアチーム昇格大会の出場権を手にしていました。

ではコアチームは何なのかというと。。。

セブンズ最高峰のシリーズである、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズに出場できる資格を持つチームのことです。

15チームがコアチームを名乗ることができます。

コアチーム+招待チームで計16チームが、去年の12月から今年の6月まで10ヶ国で行われるセブンズ大会を戦い、総合ポイントを競うのがHSBCワールドラグビーセブンズシリーズです。

日本代表はここ数年、コアチームへ昇格、降格を一年おきに繰り返しており、昇格しても高い壁に阻まれ結果を残すことができないでいました。

前期に降格してしまったので、この香港セブンズではマストウィンを掲げていたのです。

さて、マストウィンと言ったのは、2020年に東京オリンピックを控えているからです。

前回のリオオリンピックでのセブンズの大活躍を覚えていらっしゃいますか?

NZやフランスといった強豪チームを破り、4位まで登りました。

東京オリンピックでもこのような活躍を見たいところですが、そのためには強い相手と戦っておくことが不可欠。

そのためには是が非でもコアチームに昇格し、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズを戦う必要があった、というわけです。

日本代表の戦い

さて、そんなプレッシャーの中、コアチーム昇格大会予選ではプールEに入った日本代表。

プールEの相手は、

  • ジョージア
  • チリ
  • ウガンダ

15人制では聞きなれないチームも見られますが、チリは日本の好敵手である香港を破ったりしていまして侮れない相手です。

1日目

初戦はジョージア。

15人制ではおなじみ、スクラム大好きなフィジカルの強いチームという印象ですが、セブンズでも同じようにフィジカルが強いチームのようです。

日本代表は開始早々からトライを重ね大量得点。

前半終了間際と後半3分に敵にトライを許したものの、最後にダメ押しトライを決めて26-10で快勝。

しかし、幸先良いスタートの後の悪夢。。

続くチリ戦でも日本が先制トライを決めますが、その後はミスもあってチームが波に乗れずまさかの19-10で敗戦。。。

コアチーム昇格に向けて負けられない試合を落とす、嫌なムードになってしまいます。。

2日目

プール最終戦はウガンダ。

いきなり2トライを取られ大丈夫か? という展開でしたが、チリ戦でのミスを改善できていたのか、後半巻き返し最終的には24-10で勝利。

チリ戦での敗戦ムードを払拭します。

これにより日本はプールEを2位で通過し準々決勝へと駒を進めます。

準々決勝の相手はウルグアイ。

最初大きく点差を引き離しましたが、後半になって徐々に追い上げられる展開に。

しかしここでも日本代表は落ち着いていました。前日のようなパニックに陥らず、26-19で見事逃げ切り勝利!

順調に最終日の準決勝に進みました。

最終日

準決勝の相手はアイルランド。

最近日本と因縁でもあるんでしょうか? U19でもアイルランドと戦ってましたね。(しかも勝利した!)

さて、15人制でもRWC2019で大きな壁になるであろうアイルランドですが、セブンズでも日本にとっては大きな壁。

アイルランドは準決勝までの4試合で10点しか失点していないという、危なげない勝ち方で駒を進めてきています。

お互い油断のできない相手といった趣で始まった試合。

重苦しい緊張感の中、前半は両チームスコアレスで折り返します。取ったり取られたりのセブンズでは極めて珍しいことです。

後半1分、世界(?)の橋野が先制トライを決めてくれました。アイルランドもすぐさまトライを取り返してきます。

攻めきれない展開に焦ったのかミスがあって得点できないアイルランドに対し、粘り強く守った日本。

ロスタイムの中、最後はベテラン、副島亀里・ララボウ・ラティアナラが決めてくれました。

ゴールラインギリギリのところに二人に絡まれながらも紙一重でトライ達成!

劇的勝利をものにします。これで決勝進出!!

決勝の相手は、ドイツ。前年も同大会で決勝進出している強豪です。

開始早々日本は先制トライを決め、相手側にシンビン退場も出る有利な展開になりますが、ここで波に乗れませんでした。

逆に相手にもトライを許してしまい、前半は9点のビハインドの展開。

15人制よりずっと試合時間の短いセブンズですが運動量が多いため、15人制よりもきついと言う人もいます。(やった経験から私もそう思う)

最終日の2試合目ともなれば、選手の疲労もピークでしょう。

それでも勝利を諦めない日本代表。後半早々に交代で入った中野のトライが生まれます。

最後は準決勝と同じくロスタイム。自陣奥深くのPKから始まりました。

ほぼ自陣ゴールラインからのスタートなので、トライは厳しいかと思われましたが、薄氷を渡るようなボールのつなぎでドイツを追い詰め最後はリサラの逆転トライ!!

リアルタイムでご覧になっていた方にとっては何とも心臓に悪い試合だったでしょう(笑)

この勝利により、日本代表チームはコアチーム昇格を決め、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズへの出場権を手にしたのでした!

一足早い、セブンズワールドカップ

今年はセブンズのワールドカップの開催年でもあります。

7月の20~22で舞台はサンフランシスコ!

もちろん日本代表は出場します! コアチーム昇格の波に乗って、ぜひサンフランシスコでも強豪相手に活躍してもらいたいですね!

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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