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花園は1/7決勝。桐蔭対決、勝ったのは!?

花園は1/7決勝。桐蔭対決、勝ったのは!?

こんちわ、ナヲヤです。

年末年始、がっぽり更新空けてしまいまして申し訳ございません。

完全に言い訳なんですが、仕事があまりにも忙しかったのと、そのせいなのか分かりませんが年始に熱出して寝込んでしまう始末。

成人してからは無かったような高熱を出してしまい、完全にバタンキューな2019年の幕開けでした。

みなさまは大事なラグビーイヤーですので、お体にはお気を付けください。。。

さて、そんな1月は大学そして高校と学生ラグビーが盛んですが、今日は花園で行われた高校ラグビーの決勝に焦点を当ててみます。

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1/7決勝 大阪桐蔭vs桐蔭学園

図らずも桐蔭同士のカードとなった今年の花園大会決勝。

両校、野球やサッカーでも有名なスポーツ有力校ですから、ラグビー以外でも、皆さんどこかで目にしたことはあるかもしれません。

大阪桐蔭の方は、去年の大会で惜しくも破れ準優勝であったチーム。

決勝は同じ大阪の学校対決となって、東海大仰星と戦ったのは記憶に新しいところ。(大阪強いなあ)

桐蔭の方もこれまた決勝の常連校さん。

2010、2013、2015は決勝に残っていますね。

2010は東福岡と31-31で両校優勝という形で全国制覇を成し遂げています。

ちなみにその優勝時のメンバーには、現日本代表フルバックの松島幸太郎選手が在籍していました。

名門中の名門という感じがします。

ちなみに両校、春の選抜大会でやはり決勝で争い、その際は桐蔭学園が勝利を収めています。

まさにライバル同士といった趣を感じます。

かるく準決勝を振り返る

準決勝も見ていたのでかるーく振り返らせていただきます。

大阪桐蔭は準決勝で流経大柏と対戦。

立ち上がり、大阪桐蔭に硬さが見られ流経大柏優位でゲームが展開しました。

前半で立て続けにトライを奪った流経大柏がそのまま行くかなーと思っていましたが、どっこい、大阪はそこで終わりませんでした。

後半になると徐々に試合展開が逆転し始め、後半の大阪桐蔭には前半の緩みが全くありませんでした。

攻撃にもテンポが生まれると一気に流経大柏を圧倒。

逆転により決勝進出を決めています。

桐蔭学園の方は東福岡との対戦。

試合は予想を上回る乱打戦になりました。

ノーガードでは決してないのですが、両校取ったら取り返すという壮絶な試合で瞬きすら憚られるような展開。

お互い一歩も引かず60分を戦いましたが、一歩、桐蔭学園が上回ったという試合内容でした。

どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。

本当にスリリングな試合内容でした。

決勝の行方、前半

大阪桐蔭vs桐蔭学園。

立ち上がりのペースは桐蔭学園にあったように思います。

準決勝もそうだったのですが、やや大阪桐蔭には硬さが見られます。

緊張からくるものか、はたまた連戦による疲れなのか。らしからぬミスも出したりします。

しかし前半6分。

自らのノックオンで与えたスクラムを押し込み、ペナルティで取り返すとキックでラインアウトを確保。

ラインアウトからのパスはあまりいい球出しではありませんでしたが、その後バックスが内に一回ポイントを作り、やや飛び出し気味になった外目のディフエンスとのギャップを突く形で大阪桐蔭14番がラインブレイク。

そのまま15番がトライし、先制点は大阪桐蔭。5-0。

大阪桐蔭は緊張が解けたのか、プレイに余裕が生まれ、逆に桐蔭学園はややギクシャクし始めます。

桐蔭学園のノックオンでスクラムを得た大阪桐蔭は、スクラムからのボール出しの中でサインプレーを展開。

外目にディフエンスの意識を向かせつつ、内に切り込んでラインブレイクに成功。

そのままボールキャリーし、連続トライに成功。12-0。

これは大阪桐蔭のペースになるかと思いました。

が!

桐蔭学園は大阪桐蔭の鋭い出足のディフエンスに阻まれなかなか攻撃のテンポに乗ることができていませんでしたが、それでもその攻撃は徐々に大阪桐蔭の足を蝕んでいたのかもしれません。

前半20分頃、大阪桐蔭はノットロールアウェイからラインアウト後のディフエンスの中でもう一つペナルティを重ねてしまいます。

その後のラインアウトはモールのように見せかけてそのままキャリアーがブラインドサイドを突く形で桐蔭学園が反撃のトライ。

さらに桐蔭学園は勢いに乗り、リスタート後の攻撃でも11番が素晴らしいランで大阪桐蔭のラインを切り裂きます、

止まらない勢いに、大阪桐蔭側も数は足りているものの、ディフエンスにこれと言った強さが無く、どんどんゲインを切られていきます。

あっという間に二本目のトライを許します。12-12。

それでも桐蔭学園は止まりません。ナンバーエイトの突進から外を突くプレーでうまくボールがつながりそのままトライ。

なんと前半残り10分で3トライを挙げてしまう猛攻で、一気に大阪桐蔭を逆転してしまいました。

恐るべし、桐蔭学園。

決勝の行方、後半

後半は大阪桐蔭がキックを使うようになります。

ナイスキックで敵陣に入り込んだ大阪桐蔭。この後の桐蔭学園ボールラインアウトが乱れ、再びボールを獲得します。

中央突破を図る大阪桐蔭、ここで面白いプレーが。

ポイントサイドでモールを組む試みを始めます。

最初は巧く組めていませんが、3回目あたりできれいな形でゴール前にモールを形成します。

桐蔭学園はたまらずコラプシングを犯しますが、その後のペナルティを持ち込みトライ!

後半最初のトライは大阪桐蔭が手にし、再び逆転。19-17とします。

再び元気を取り戻した大阪桐蔭。

後半12分頃には惜しくもオフサイドとなりましたが、通っていればトライ間違いなしだったキックパスなど、攻撃に幅を出してきます。

やや膠着にも似た時間帯はありましたが、後半17分試合が動きます。

またしてもフィールドほぼ中央、敵陣22mラインを超えたところから大阪桐蔭のモール作戦が始まります。

今度はすんなりと勢いのついたモールを完成させた大阪桐蔭。

再三敵のラインを崩してきた6番奥井選手がモールをねじ込み、ゴール下にトライ!26-17。

残り時間も考えると桐蔭学園に取っては致命傷にもなりかねないトライです。

リスタート後も統率のとれた大阪桐蔭のディフエンスは桐蔭学園の攻撃を許しません。

しかし後半27分。

桐蔭学園の猛攻は大阪桐蔭のディフエンスの綻びを突き、懸命にオフロードでつなぎ、トライに持ち込みます。26-24。

土壇場で優勝への道を切り開いた桐蔭学園は大事にボールを繋ぎますが、30分(ロスタイムは1分)を超えたころに大阪桐蔭の素晴らしいタックルでボールを失います。

大阪桐蔭は全員が参加するブレイクダウンでボールを渡さず時間を使い切り、最後はタッチへボールを蹴り出しノーサイド。

春の選抜の雪辱を晴らし、大阪桐蔭が初の全国制覇を成し遂げた瞬間でした。

試合を分けたブレイクダウン

両校の実力は拮抗していましたが、放送の中でも触れられていたようにブレイクダウンでのしつこさに関しては大阪桐蔭に一日の長がありました。

要所で絡みにかかったブレイクダウンで大阪桐蔭は複数回のターンオーバーに成功しています。

これが後半に桐蔭学園を勢いづかせなかった大きな要因でしょう。

どんなカテゴリのラグビーの試合でもそうですが、いかに敵のブレイクダウンで相手に楽をさせないかで試合の有利不利が大きく変わってきます。

隙が見えたブレイクダウンでは全力で競りに行く。

この点において、大阪桐蔭は桐蔭学園に勝っていたのではないでしょうか。

ターンオーバーしてももたもたせず、すぐに攻撃に移ることができており、相手に考えさせる時間を与えません。

見えないところで桐蔭学園の選手は消耗していたのだと思います。

後半の攻め手

また大阪桐蔭は後半になって様々なオプションを見せてきました。

温存していたのか、たまたま前半にチャンスが無かっただけなのかはわかりませんが、キックやモールなど対桐蔭学園用に用意していたのではないかという戦法があって、非常に見ていて楽しいラグビーでした。

そんな創意工夫が僅差での勝利をもたらしたかと思うと、大阪桐蔭、アッパレな戦いぶりでしょう!

高校スポーツは良いよな

私、高校でラグビーしていましたが、花園には縁がありませんでした。

弱かったからいけなかった以前に、人数を集められなくて15人制に出場できなかったのです。(集めても弱かったと思いますが…)

だからこそ、いまだに花園の地がまぶしくてしょうがないですね。

高校スポーツは素敵です。

レベルから言えば、大学や社会人に劣るかもしれませんが、その時の彼らにしかできないプレーはあると思っていて、それが見られたときは何とも言えない気持ちになります。

起死回生のタックル、勝利をつかみ取ったゴールキック、意地のスクラム等々。

きっとこの中の誰かが将来の日本代表を担うのだろうなと思うと、本当に胸アツです。

今回の花園はこれで幕を閉じますが、また1年後に熱い戦いが見られると信じて!

応援よろしくお願いします!

記事を書いた人

nawoya
ナヲヤです。1983年生まれ、高知県在住です。
2019年ラグビーW杯の時に、少しでも多くの人と
ラグビーを楽しめるよう、ラグビーの楽しさを紹介します。

雑記では、ラグビー以外の気になることも紹介していきます。

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